こんにちは、しんじとあやです。子猫の時期ってめまぐるしい成長で、毎日大変ですが、なんともいえない癒しがありますよね。それと同時に、キャットフードに関して戸惑ったり疑問に思う事も多いんじゃないでしょうか。
今回はあっという間にすぎてしまう子猫の時期のキャットフードの疑問について、時期別にお応えしたいと思います。
子猫用のキャットフードをあげる理由
売り場を見ると、たくさんのキャットフードが並んでいて迷ってしまいますよね。子猫用もそうじゃないものも、見た目、ほとんど同じに見えませんか⁇
でも、中身の成分や栄養素は全く違います。
子猫の成長段階【前期】 | 産まれて~生後4ヶ月 | 人間だと赤ちゃん~5歳児 |
子猫の成長段階【後期】 | 生後4ヶ月~1歳 | 人間だと5歳児~18歳 |
このすさまじい成長を支えるためには以下の条件が必要になります。
①高カロリー
②高たんぱく
③グレイン(穀物)フリー
④安心・安全な原料
キャットフードの成分表にはこちらで詳しく説明しています。
【おススメ】子猫用キャットフード【誕生~生後3週頃】
乳歯が生え始めるまでは子猫用のミルクを飲ませてあげましょう。
猫用のミルクはどれも似たように見えますが、中身の成分や栄養が全くちがうので、必ず【子猫用のミルク】をあげましょう。
似たような見た目で【牛乳】がありますが、ほとんどの子猫は消化が出来ず、下痢をして、成長に悪影響がでてしまうのであげるのはやめましょう。
離乳前の子猫は基本的に【飲めるだけ飲ませて】大丈夫です。
パッケージの裏に表示がありますが、産まれてすぐは15~30ml、生後2週で30~60mlが目安です。個体差があるので、毎日体重を測りながらしっかり増えていることを確認しましょう。
ミルクをあげる体勢は『伏せ』の状態にしてあげましょう。哺乳瓶でのませてあげるのが基本ですが、最初は指に少したらして吸わせてあげたり、スポイトで1滴ずつあげて慣れるものいいですね。
【おススメ】子猫用キャットフード【生後3週~生後8週頃】
個体差はありますが、生後3週頃から乳歯が生えはじめます。このタイミングで離乳食を少しずつ始めましょう。
今まで哺乳瓶で子猫用のミルクをあげていたところから、お皿での食事を覚えてもらう大事な時期です。
今まであげていたミルクを活用しましょう。
離乳食用の柔らかいペーストと混ぜたり、粉状でお湯で溶くタイプのものをミルクと混ぜてスープをつくりお皿で飲ませてあげましょう。
お皿で飲むことを覚えたら水分量を減らして、徐々に固形の子猫用のキャットフードにしてきましょう。
子猫の離乳食用の缶詰やパウチはほとんどが【総合栄養食】ですが、中にはおやつのような【副食】が売られています。必ず表示を確認しての栄養たっぷりな【総合栄養食】を選んであげましょう。
食事をあげる目安は少しずつ1日5~6回です。
ウェットフードはこちらでも詳しく解説しています。
【おススメ】子猫用キャットフード【生後8週頃~生後6ヶ月】
走ったり登ったり、活発な時期に入ります。見ていて顔がにやけるほど可愛い時期ですね。
生後3ヶ月頃までは基本的に欲しがるだけ食べて大丈夫な時期です。
この頃からは固形の子猫用のドライフードも食べられるようになります。
とはいえ、すぐに切り替えるのはむずかしいと思います。ウェットフードに混ぜる割合を少しずつ増えやしていって、スムーズに固形に慣れていきましょう。
同時にキレイなお水も飲めるように容器を別に用意してあげるといいですね。
この時期からウェットフードやドライフードはもちろん、味もチキンやサーモン、ラムなどできるだけいろいろな味を経験させてあげましょう。
猫は警戒心がとても強い生き物です。今まで食べたことのない食材や食感は避けるようにできています。万が一、アレルギーがある場合もあるので、新しいキャットフードは少しずつあげるようにしましょう。
猫の食の好みは、生後3週目~生後6ヶ月の間の短い時期で決まります。
この時期にいろいろな味に触れさせてあげる事で将来好き嫌いしづらく、成猫用のキャットフードにスムーズに移行できますよ。
食事をあげる目安は1日に4~5回です。
キャットフードのニオイも気になるところです。こちらもご覧くださいね。
【生後4ヶ月~生後6ヶ月】になってきたら
この時期から成長はゆるやかモードに変わってきます。
ドライキャットフードも問題なく食べられてきた頃ではないでしょうか。この【カリカリ】の食感が楽しくなってくる時期です。欲しがるままあげていると肥満につながって将来の病気のリスクが高まってしまいます。
そして、まだまだやんちゃな時期ですよね。キャットフードのお皿や水の容器をひっくり返したり、ドライフードが水に混ざってしまう、なんて事も日常茶飯事。飼い主さんにとっては大変だとは思いますが、常に水がキレイな状態で飲めるようになっているか確認しましょう。
この時期の食事の回数の目安は1日3~4回です。
キャットフードの収納についても気になりますよね。ご参考までにどうぞ。
【おススメ】子猫用キャットフード【生後6ヶ月~1歳】
ペットとして飼われている子猫のほとんどは生後6ヶ月を目安に避妊・去勢手術を受けます。この手術を受けることで、1歳未満の子猫だとしても必要な栄養の量やバランスが今までとは全く違ってきます。
基礎代謝の量が減り、太りやすくなってきます。見た目や月齢では【子猫】でも、食生活は【大人】にシフトしていく必要があります。
すぐには難しいので、残っている子猫用のドライキャットフードと混ぜてあげて、大人用の割合を増やしていきます。1~2週間かけて完全に大人用にシフトしましょう。
そうすることで猫の一生の中で一番長い【成猫期】をより長く一緒に過ごすことができます。
ただし、明らかに痩せてくる場合は、フードの種類や量を変えていく必要があります。一度、かかりつけの動物病院で相談しましょう。
ちなみに、大型種のメインクーンやノルウェージャンなどは成長のスピードがとてもゆっくりです。成猫になるまで3~5年かかるといわれています。成猫になる明確な時期はあいまいなので、身体のサイズや運動量の減少がひとつの目安になります。かかりつけの動物病院で定期的に体格のチェックをしてもらい、その都度適したフードを選んでいきましょう。
モグニャンのあらゆる検証をこちらでしています。気になる方はぜひ。
さらに【おススメ】1歳からの大人用キャットフード
1歳おめでとうございます!!この1年は子猫ちゃんはもちろん、飼い主さんも成長できた期間だったのではないでしょうか。
人間でいうと18歳になった立派な大人の猫ちゃん、いや猫さん。子猫用のキャットフードからは卒業です。
猫の一生の中で一番長い【成猫期】にはいります。健康的な食生活でより長く一緒に過ごしていきましょう。
さらにここからは、成猫用のおススメのキャットフードもご紹介しちゃいます!!
ネコカフェでたくさんの猫ちゃんに癒されるのもいいですよね。
まとめ
- 子猫の時期は【子猫用】のキャットフードをあげましょう
- 子猫の1年は、人間でいうと赤ちゃんから18歳までにあたる大事な時期です
- 子猫用のキャットフードは、高たんぱく、高脂質、グレイン(穀物)フリー、安全な原料のものをえらびましょう
- 誕生から生後3週までは子猫用のミルクをあげましょう
- 生後3週から生後8週までは子猫用のミルクと一緒にウェットフードをあげましょう
- 生後8週から生後3ヶ月までは少しずつ子猫用のドライフードも混ぜてあげましょう
- 生後4ヶ月から生後6か月までは子猫用のドライフードに完全に切り替えていきましょう
- 生後6ヶ月をすぎて去勢・避妊手術を終えたら、【成猫用】のドライフードに切り替えていきましょう
- 1歳をむかえたら、良質な成猫用のドライフードで健康的な食生活を目指しましょう
可愛い可愛い子猫の時期は、大変ですがあっという間にすぎていきます。同時に、猫ちゃんの成長にとって、とっても大事な時期です。ご紹介したキャットフードで猫ちゃんとの時間を大切に過ごしていきたいですね。