みなさん、こんにちは!あやです。キャットフードは子ネコ向け、おとな向け、高齢向けと年齢別に売られているのを見かけますよね。しかし、何が年代別によって違うのか、本当にネコの年代とともにキャットフードを移行しなければならないのか、疑問に思いませんか?
実は私、以前は噛み応えが違うくらいで、中身は全部一緒だろうなんて思っていました。しかし、実際にはもっと奥が深いものでした。今回はキャットフードを年齢別に移行する利点があるのかを紹介します。
ネコのご飯の基礎知識
すごく可愛いネコちゃんたち、可愛くて想像できませんが、他の大型のネコ科の動物であるトラやライオンと一緒で、実は肉食動物なんです。
肉食動物のネコは食べ物で必ず肉や魚といった動物性たんぱく質を多く摂らないといけないって知っていましたか?だから、どの年代のネコも理想のご飯のバランスは、高たんぱく質で低炭水化物なんです。
ネコはタウリンやアラキドン酸、ビタミンAといったご飯から摂るべき栄養成分も多々あります。しかし、年代によって各栄養成分の摂るべき量のバランスが変わってきます。
【キャットフード年齢別①】生後4週間頃までのキャットフードは?
人間も生まれてからしばらく母乳を飲むように、生まれてから4週間頃までの赤ちゃんネコには母ネコの母乳がベストです。しかし、残念ながら何らかの理由で母ネコと一緒に居られない赤ちゃんネコもいますよね。
そういう時は、何が母ネコの母乳の代わりになるものがあります!人間の赤ちゃんのために粉ミルクが存在するように、赤ちゃんネコ向けのネコのミルクです。
ネコのミルクは、赤ちゃん向けだけではなく、おとな向け、高齢向けも売られています。間違えないように、赤ちゃん向けのネコのミルクを買うようにしてくださいね。
生後4か月の猫におすすめなミルク
ミルクがいいのは分かったけど、どのミルクがいいのか迷ってしまいますよね。色々なミルクがある中、こちらのミルクがおすすめです。
こちらのミルクは栄養価がとても高い、と好評の人気なミルクです。保護した猫ちゃんにあげたら弱っていたのにとても元気になった、という声も出ていました。
また、ミルクをあげる際は哺乳瓶で飲ませてあげるようにしましょう。こちらはスペアの乳首もついているので、万が一破れてしまったりしてしまってもすぐに取り換えることが可能です。
【キャットフード・年齢別②】生後4週間頃から7ヵ月頃のキャットフードは?
ネコも人間と同じように、離乳期があるのをご存知でしたか?それが、生後4週間頃からです。アゴや歯が発達しきっていないので、この時期は子ネコ向けのソフトなご飯をあげましょう。
ソフトなご飯にはウェットやセミモイストといった種類があります。硬いドライの種類を買ってしまった!という人も安心してください。ぬるま湯に浸せばソフトになります。
生後8週間頃には歯が生えそろうので、それ以降は少しずつ子ネコ向けのドライフードのふやかし具合を硬めにしていって、硬いドライフードに慣らしていきます。愛ネコが硬いご飯に慣れてから、完全にドライフードへ移行します。
子ネコは活発に動き回ることが多く、発育にもエネルギーが要るため、おとなや高齢ネコよりも多くのカロリーを消費します。なので、子ネコ向けのエサは高カロリーで発育に欠かせない栄養成分もた~っぷり含まれています。
だから、この時期の子ネコのご飯には、子ネコ向けを選ぶようにしましょう。また、子ネコ向けのキャットフードは消化器官や免疫力が完全に発達しきっていないことも踏まえて、子ネコの身体に優しく作られているんですよ。
生後4週間からおすすめなキャットフード
離乳食といっても、どんなものにしようか迷ってしまいますよね。こちらでお勧めなのが、「ロイヤルカナン」のウルトラソフトムースタイプのキャットフードです。消化器官への負担も少ないので、安心して食べさせてあげられますよ。
「ロイヤルカナンなら安心」って口コミがあるほどの人気商品です。
【キャットフード・年齢別③】生後7ヵ月頃から1才頃のキャットフードは?
生後7ヵ月を過ぎた頃から、おとな向けのご飯への移行するネコが多いです。しかし、ネコも人間と一緒で、ネコごとに発育のスピードが違います。なので、この7ヶ月という数字はあくまで目安にしてください。
発育がゆっくりのネコもいるので、7ヵ月になったからという理由でおとな向けのご飯に変えてしまうと、身体の発達しきっていないネコは発育に必要なエネルギーを十分摂ることができなくなってしまいます。
栄養が足りないことで病気になってしまうこともあるんです。飼い主としては、愛ネコが病気で苦しむ姿は見たくないですよね。それを防ぐためにも、ネコの発育状況をみながらおとな向けに移行してくださいね。
生後7か月からのおすすめキャットフード
成長期の子猫ならこちらがおすすめです。栄養も豊富なうえ、食いつきよく健康的でお医者様にも褒められた!など色々な口コミも上がっています。
【キャットフード・年齢別④】1才頃~7才頃までのキャットフードは?
ネコは人間の何倍ものスピードで年をとります。1才頃になると、もう立派なおとなです。おとなになると、落ち着きも出てくるし、発育もしきって子ネコほどエネルギーは要らなくなります。
なので、おとな向けのエサは子ネコ向けと比較してカロリーが少なくできているんです。ということは、おとなネコがずっと子ネコ向けのご飯を食べ続けると、カロリーの摂りすぎになっちゃうということです。
信じられないかもしれませんが、違う年代のキャットフードを食べることが愛ネコがぶくぶくと太ってきちゃう原因になることもあるんです。
ネコ好きは、ぽっちゃりなネコも可愛いと思ってしまいますよね。しかし、愛ネコの健康のためにスマートな体型をキープできるよう、成長が止まったらおとな向けのエサに移行することがベストです!!
1歳頃から7歳頃までのおすすめキャットフード
1歳頃からのおすすめキャットフードはこちらです。「ピュリナワンシリーズ」は栄養価があるのにお手頃な価格であるということで、人気のシリーズになっています。味も2種類あり、チキン味とサーモン味があります。
【キャットフード・年齢別⑤】7才頃から10才頃までのキャットフードは?
7才頃からネコは、人間でいう中年です。人間も中高年になると脂っこい物で胃もたれしちゃいますよね。ネコも若いネコと一緒のご飯では身体に負担になることもあるんです。
食べる量が減ってきているなら、今のご飯が消化するときに身体に負担になっているかもしれません。また、今までと一緒のご飯を今までと同量食べているのに愛ネコが太ってきていませんか?中年太りとスルーしないでくださいね。
愛ネコの新陳代謝が低下してきて、今食べているご飯に含まれているカロリーが多すぎている可能性があります。ネコのご飯を7才以上の年代向けに変えてみてください。
7歳頃から10歳頃までのおすすめキャットフード
7歳頃からの猫にお勧めなのがこちらのキャットフードです。室内でゆっくり過ごすことが多くなるので、カロリーを抑えてスタイルをキープさせてあげましょう。
【キャットフード・年齢別⑥】10才以上のキャットフードは?
ネコが10才以上になると、人間の高齢者の世代にあたります。ネコも加齢から新陳代謝が衰えるし、若いときほど活発ではなくなります。なので、エネルギーがあまり要らなくなるので、高齢向けのネコのご飯は、カロリーが控えめに作られています。
更に加齢により、歯が抜けたり、噛む力が衰えてきたら、子ネコと同様にウェットやセミモイストのソフトな種類のご飯を多く出してあげましょう。ドライの種類は、お湯でソフトにして食べさせてあげましょう。
10歳以上におすすめなキャットフード
シニア世代になるので食べやすいお好みのものを選んであげましょう。こちらは美味しいからよく食べてくれる、と人気のキャットフードになります。
猫の歯や消化器官が気になるなら、こちらのウエットタイプもあります。
年齢に合わせてキャットフードを移行する際の注意点
ネコは私たちが思うより神経質です。ネコにもよりますが、急にご飯を今までのものと違うものに変更すると、ネコが新しいご飯を食べたがらない場合もあります。愛ネコがご飯を食べなくなると病気じゃないかと心配になりますよね。
そうならないためにも、今までのエサに、新しいエサを混ぜたものを数日出しましょう。こうする事で、ネコが新しいご飯に慣れ、スムーズに新しいご飯へ移行できます。
年齢によって違う1日に与えるキャットフードの回数
実は、1日に1回どかっとまとめてネコにご飯を出すよりは、数回に分けて出したほうがいいんです。というのが、ネコによっては食べれるだけ一気に食べてしまうネコもいます。
1回の食事で1日の食事量の大半を食べてしまうネコは、後から「おなかすいた!!」と、おかわりをせがんできます。愛ネコが可愛いあまり、おかわりをあげてしまっては、ネコがご飯の食べすぎで太ってしまいます。
それを防ぐことにもつながるので、ネコの年代や状態によって1日の食事を何度か分けて出しましょう。量はパッケージに表示された1日の量を数回に分けて出します。
ネコの年代や状態 | 分ける回数 |
~1才の若いネコ | 3~4回 |
活発なおとなネコ | 2回 |
大人しいおとなネコ | 1~2回 |
7才以上の中高齢ネコ | 1~4回 |
妊娠中のネコ | 3~4回 |
愛ネコの年代に当てはまったご飯や回数などをみてネコが食べることで、ネコの肥満や身体への負担を減らせるので、ネコが病気にかかりにくくなります。
更に、長生きにもつながりますよ。
まとめ
- ネコのエサは年代別に異なる栄養成分の必要摂取量を考えて作られている
- 生後4週頃までは赤ちゃん向けのネコのミルクが母乳代わり
- 生後4週頃から7ヵ月頃までは子ネコ向けのソフトな種類のご飯をあげる
- 7ヵ月頃から1才頃までは発育をみながら子ネコ向けからおとな向けのご飯へ移行
- 1才頃から7才頃までおとな向けのご飯で、カロリーの摂りすぎを防ぐ
- 7才頃からネコの体調を見ながら7才以上のネコご飯に移行
- 10才以降は、消化のいい高齢向けのネコご飯が最適
- ネコのご飯の移行は、新しいエサと今までのエサを数日まぜて出すことで、ネコが新しいエサに慣れるようにする
- ネコのご飯は1度にまとめて出さす、年代や状態に応じて数回に分けて出す
愛ネコの健康はどの飼い主さんも望んでいることですよね。これを機に、愛ネコの年代に合ったキャットフードを与えているか見直しをしてみてはいかがでしょうか?