ちゅ~る♪ちゅ~る♪CIAOちゅ~る♪のCMでおなじみのちゅーるは数多くの猫を虜にしていますが、中にはちゅーるを与えたら下痢をしてしまった…という方もいらっしゃいます。
そこで今回は、食べ物にスポットを当て、猫が下痢をしてしまう原因とちゅーるを与える時の注意点や有効な活用方法をお伝えしたいと思います。
ちゅーるとはいったい何?
ちゅーるとは、いなばペットフーズ株式会社という会社が発売している猫用おやつです。
猫は匂いで食べられる物かどうかを判断しています。ちゅーるは開封したときに、猫にとって美味しそうな匂いを出すように研究された商品です。
ちゅーるは約90%は水分になっています。そのため、あまり水を飲まない猫にとって良い水分補給にもなります。
そしてなにより、食べている姿がとてもかわいいです♪
チュールチュール初チュール~
— ゆゆ@ごろごろ( ˙꒳˙ ) (@ku6sun) 2018年12月19日
2匹で仲良くペロペロ
可愛いかよ( * ›ω‹ )#猫 #チュール pic.twitter.com/8bmWqzPZyU
普段餌を与えてる時はうつむいて食べるため、今まで見ることができなかった猫の一面を見れてとても新鮮ですよね。
特に外国では猫用コカイン(Kitty Crack)、アメリカでも猫用ドラックと言われるほど、ちゅーるの虜になってしまう猫が多くいます。
しかし、このちゅーるを食べて下痢をしてしまう猫もいるということも…
では、どういったときに猫は下痢をしてしまうのかをお伝えします。
ちゅーるの食べ過ぎが心配な方はこちらの記事もどうぞ。
猫が下痢をするときってどんな時?
猫が下痢をする原因はいくつかあります。具体的な例をあげると、食材のアレルギー、ストレス、寄生虫・細菌・ウイルス性による胃腸炎などが主な原因です。
キャットフードへのアレルギー
キャットフードはたくさん種類があり、どれを与えたらいいかわかりませんよね。
まずは成長の過程にあった種類のキャットフードを与えましょう。
- 幼児期(生後1ヶ月半~4ヶ月)
- 長期(生後4ヶ月~7ヶ月)
- 成猫(7ヶ月~7歳)
- 中年期(7歳~10歳)
- 老齢期(10歳以上~)
しかし、人間と同じく猫にも食材のアレルギーを持っている子もいます。
新しい種類のキャットフードを与えた時は、下痢をしていないか、嘔吐をしていないかなど、様子を見ないといけません。
下痢や嘔吐を繰り返している場合はキャットフードを変えましょう。下痢や嘔吐が治らない場合は病院に連れていきましょう。違う病気の可能性もあります。
人間の食べ物で絶対にあげてはいけないもの
よくあるのは人間が食事中におねだりをしてきて、食べ物を与えてしまうケースです。人間が食べる物を、猫には与えないようにしましょう。
また、以下のものは絶対に与えてはいけません。
- ネギ類
- チョコレート
- スパイス類
- 生のイカ、タコ、エビ
- アワビやサザエの肝
- 生卵
- 生の豚肉
- 骨
特に下痢の原因になるのは、ネギ類、チョコレート、スパイス類です。
ネギ類
ネギ類にはアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれています。この成分は猫の赤血球を破壊してしまいます。下痢、貧血、嘔吐などを引き起こします。最悪の場合、死に至るケースもあります。
チョコレート
チョコレートの主な原料はカカオです。そのカカオにはテオブロミンという成分が含まれています。猫はこのテオブロミンを、うまく便として排出できない特徴があります。 そのため、中毒症状を起こしてしまいます。
スパイス類
コショウやトウガラシといった香辛料は胃腸系を刺激しすぎて消化不良を起こしてしまいます。胃腸に問題を抱えてしまうと、嘔吐、下痢、食欲不振に陥り、衰弱してしまうので注意が必要です。
ちゅーるの甲殻類の味は大丈夫?
イカ・エビ・カニの甲殻類には、酵素チアミナーゼ (アノイリナーゼ)という酵素が含まれています。
この酵素が、猫にとって必要なビタミンB1を分解してしまいます。ビタミンB1が少なくなると、チアミン欠乏症という栄養障害を起こしてしまいます。
ちなみに、このチアミン欠乏症は人間でも発症します。チアミン欠乏症が重症になってしまうと神経、心臓、脳の異常をきたしてしまいます。
しかし、この酵素チアミナーゼ(アノイリナーゼ)は加熱することで、ビタミンB1を破壊する機能はなくなります。
ちゅーるは製造過程で加熱殺菌するため、この酵素チアミナーゼは無害となります。
キャットフードが原因で下痢?と心配になった方はこちらの記事もどうぞ。
猫にちゅーるを与えるときの注意点
ちゅーるはおやつだと自覚させる
ちゅーるを与えすぎるとキャットフードを食べなくなってしまいます。人間でいうと、お菓子を食べすぎて晩御飯が食べることができなくなる状態ですね。
逆にちゅーるも食べ、キャットフードもしっかりと食べる場合は食べすぎによる消化不良を起こしてしまいます。
なので、ちゅーるはおやつだということを猫ちゃんにしっかり自覚させ、与えすぎないように注意しましょう。
穀物アレルギーによる下痢
ちゅーるには増粘剤(加工でん粉)が含まれています。この増粘剤(加工でん粉)はちゅーるにとろみを出すために使用されています。
この加工でん粉の原材料は主に穀物です。そのため、トウモロコシや米、小麦、豆類にアレルギーを持っている猫の場合、消化不良を起こす可能性があります。
穀物アレルギーがある猫ちゃんには注意が必要です。
穀物アレルギーはキャットフード選びにも重要なポイントです。こちらの記事もぜひどうぞ。
ちゅーるをうまく使おう
ちゅーるを水分補給として使う
ちゅーるは約90%が水分のため、水分補給の手段として使えます。
猫の祖先は元々砂漠に生息していたため、自主的には水分補給をしようとしません。
そのため、暑い夏には水分不足に陥りやすいです。その時にちゅーるをあげると喜ぶうえに水分補給もできるのでおすすめです♪
ご褒美としてちゅーるをあげる
爪切り、ブラッシング、お風呂は猫とにとって必要なお手入れですが、嫌いな猫もいるはず!寂しがり屋の猫ちゃんは長時間のお留守番で寂しい思いもします。
そこで、嫌いなことを我慢したご褒美としてちゅるをあげましょう。爪をお手入れするときには、爪を切る係の人と、ちゅーるをあげる係といったように、役割分担している人もいるようです。
薬にちゅーるを混ぜて与える
実はちゅーるの種類には投薬用ちゅーるがあります。この投薬用ちゅーるは通常ちゅーるより粘度が4倍ほど違います。これはお薬を包みやすい固さにしているためです。
この投薬用ちゅーるは基本的に動物病院で手に入れることができます。
投薬用ちゅーるは、通常のちゅーると同じようにおやつに分類されます。通常のちゅーると同じく1日4本までとなっていますので、与えすぎないように注意しましょう。
まとめ
- ちゅーるは猫が好きな匂いを出すおやつ
- 下痢の症状が長引く場合は動物病院に連れていきましょう
- 猫が喜ぶからと言ってちゅーるを与えすぎないようにしましょう
- ちゅーるを上手に使うことで猫と素敵な生活を送ることができます
いかかでしたでしょうか。猫とより長く楽しい生活を送るためにも、飼い主として猫の健康管理をしっかりしましょう。