愛猫のキャットフードを通販で購入されている方も多いと思います。皆さんは、キャットフードをどんな基準で決めていますか?
今回は、知らないと危ないウラ話、お得に買い物するポイント、おすすめのキャットフードについてご紹介します。
キャットフードを選ぶ基準
毎日の食事はとても重要です。安全なキャットフードを選んでいますか?
キャットフード各社が、安全と栄養について訴求していますが、実際に安全の基準とは何なのか、一緒に確認していきましょう。
危ない添加物
人工添加物
添加物がすべて悪い、というわけではありません。良い影響と、悪い影響があります。
- 良い影響→必要なビタミンやミネラルを含む栄養が摂れる
- 悪い影響→保存料・発色剤・甘味料・着色料などにより健康に悪い影響がある
安全面を考えた場合、保存料・発色剤・甘味料・着色料などに使用される人工添加物の中には健康を害するものもあり、特に石油が使用されているものは、発がん性の危険があるため注意が必要です。
炭水化物の割合が多いキャットフード
野生の猫の炭水化物摂取量は、10%前後です。
しかし、安いキャットフードは、かさ増しのため、炭水化物の割合が多い傾向があります。このようなキャットフードを食べ続けることで肥満が進み、長期的にいろいろな病気を引き起こす可能性があります。肥満は万病の元なんですね。
合成酸化防止剤
開封後のドライキャットフードの賞味期限は、約1ヶ月です。開封後もこれだけ長期の保存ができるワケは、合成酸化防止剤が使われているからです。
合成酸化防止剤は、酸化を強力に抑える反面、猫の健康に悪い影響を及ぼすものもあります。特に、化学物質のエトキシキン・BHA・BHTは、ペットフード安全法で使用上限が決められています。
添加物は難しくて、ついスルーしがちです。飼い主さんも少し知識を増やしてみませんか??
安心できる原材料
安心できる食材が使用されてる
キャットフードの表記で「肉類」や、「ミートミール」とある場合は、その内訳の範囲は非常に広く、明確に食材や肉の部位が指定されていません。例えば、
- 鳥のくちばしが入っている
- 骨を細かく砕いて使用されている
- 廃棄寸前の肉が使用されている
という場合でも「肉類」や、「ミートミール」に含まれます。もちろん、人間が食べるような肉を使用しても、同じカテゴリーに含まれます。
主原材料が動物性たんぱく質
たんぱく質は2つに分かれます。動物性と植物性です。
動物性は、肉や魚が代表的で、猫の体で消化しやすいと言われています。
植物性は、大豆などの豆類が代表的で、動物性よりは消化しにくいと言われています。
キャットフードの使用食材の中で、一番多く使用されてる食材が「動物性たんぱく質」だと安心です。
キャットフードのラベルの見方や、選ぶコツが知りたい方は、こちらからどうぞ。
必要な栄養素
猫に必要な栄養素は、6つあります。
- たんぱく質
- 脂肪
- 炭水化物
- ビタミン
- ミネラル
- 水
それぞれの栄養素の役割について、見ていきましょう。
1.たんぱく質
猫は肉食動物なので、一番重要な栄養素がたんぱく質です。体の成長と維持に欠かせない栄養素で、人間の約6倍も必要とします。
2.脂肪
体内で作り出すのが難しい、「必須脂肪酸」があります。他にも、重要なエネルギー源としての役割があります。
3.炭水化物
たんぱく質とは逆に、猫にとっての必要度は非常に低いものです。
4.ビタミン
体のバランスを整える作用があり、抵抗力の向上や、成長を促します。
5.ミネラル
骨の形成、器官や体液成分の維持に欠かせないものです。ミネラルはいくつも種類があり、摂取量と、バランスが大事な栄養素です。
6.水
体温調整や、代謝を促すのに必要です。猫はあまり水を飲まない傾向がありますが、泌尿器系疾患に繋がることも多いので、水を飲ませる工夫が大事です。
水分を多く含む【ちゅ〜る】は、ご褒美におすすめです。食べ過ぎには注意しましょうね。
愛猫にあったキャットフード選択
ドライフードがいいのか、ウェットフードがいいのか、迷ってしまいますよね。まずは、猫の水分の摂取量はどれくらいか、チェックしてみましょう。
愛猫が、水をあまり飲まない猫なら、ウェットフードで水分補給を促すのがおすすめです。水分の摂取量の目安はこちらです。
体重(kg) | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
必要な水分(ml) | 118 | 160 | 198 | 234 | 268 |
計算式は【体重の0.75乗×70ml】としています。
ウェットフードのおすすめが知りたい方は、こちらからどうぞ。
また、ドライフードなら、猫が好む粒の大きさで選ぶのがおすすめです。
年齢に応じて、適したカロリーのものを選びましょう。カロリーの目安はこちらです。
一般的な猫 | 完全室内飼いの猫 | |
体重 | 体重1㎏に対し | 体重1㎏に対し |
カロリー | 約64kcal | 約52kcal |
キャットフードごとに、栄養比率が異なるのでよく検討する必要があります。
このほかにも、毎日食べるものだと、価格面も影響してきます。コストパフォーマンスとのバランスを見ながら検討しましょう。
ドライフードのおすすめは、こちらでご紹介しています。
キャットフードの購入
キャットフードの種類
キャットフードの種類は、このように分けられます。
- 総合栄養食→【主食】として食事のバランスがとれたもの
- 一般食→【おかず】のような役割で食いつきメインのもの
- 栄養補完食→【食事療養】の目的がメインのもの・専門知識が必要
- 副食→【おやつ】がメインのもの
普段の食事は、バランスが整っている総合栄養食をメインに与えましょう。
栄養補完食は、猫の健康状態によって、独自で判断せず獣医さんと相談して使用するのがおすすめです。
キャットフードの呼称(ブランド分け)
栄養面・安全性に特化させたキャットフードが、各メーカーから発売されています。愛猫の健康面を考えるのであれば、この2つから選ぶことをおすすめします。
- ヒューマングレード→人間が食べられる基準の原材料の品質
- プレミアムキャットフード→人間が食べられる基準の原材料の品質、かつ酸化防止剤や人工的な保存料の使用が少ないもの
こちらは絶対的な法律はなく、各メーカーが独自に基準を設けて作っています。
では、海外はどのようになっているのでしょうか?海外の規則や団体についてご紹介します。
AAFCO(アメリカの団体) |
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FEDIAF(ヨーロッパ各地で 編成された機関) |
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ペットフード安全法(日本) |
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このような現状に対応するために、日本のメーカーが、安全にこだわった規格をうたっているともいえます。
こちらでは、ランキング形式で安全なキャットフードをご紹介しています。
キャットフードのタイプ
キャットフードのタイプは、このように分けられます。
ドライ | 半生(セミモイスト) | ウェット | |
メリット |
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デメリット |
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保存期間 | 長期1ヶ月程(ジップロックなどで小分けにすると尚よい) | 当日の短時間 | 当日の短時間 |
コスト | 比較的安い | 中間 | 比較的高い |
栄養バランス
栄養バランスは、猫の年齢・健康状態によって変わってきます。ここでは、成猫の一般的な数値をご紹介します。
たんぱく質 | 脂肪 | |
比率 (成猫) | 30%以上 | 15~20% |
炭水化物
炭水化物は、無くても問題はありません。野生の猫で摂取率は10%程度です。
逆に、40%を超えると危険です。安いキャットフードには、かさ増しのため炭水化物が多く入っている場合が多いので、注意が必要です。
ミネラル
代表的なミネラル3種類の基本的な割合はこちらです。
リン | カルシウム | マグネシウム | |
割合 | 1 | 1.2 | 0.1 |
食いつきの良さ
飼い主さんからすると、愛猫の健康を思って、栄養面と安全面に気を配りたいですよね。でも、愛猫の好みとズレてしまうと、食べてもらえない!なんてこともあり得ます。そんな時の[振り返りポイント]を考えてみました。
- 単純に愛猫の好みではなかった
- キャットフードを切り替えるときに時間をかけていなかった(普段のキャットフードに混ぜて、徐々に割合を増やす)
- 猫が新しいキャットフードにまだ慣れていないので、警戒している
食いつきが悪い時の改善策は、
- キャットフードそのものを変える
- 時間をかけて再度トライする
- ふりかけ・かつお節で香りや味に変化をつけてみる
人間用だと塩分が多すぎるため、ふりかけやかつお節は、必ず猫用のものを使いましょう。
好き嫌いがあってお困りではありませんか??こちらで原因と克服法についても解説しています。
コスパについて
愛猫との暮らしは、お財布事情にも直結します。長期に渡ることのほかに、食費や病気、検査などでの出費もあり得ます。ここでは、コスパを下げるための方法をいくつかご紹介します。
- 賞味期限表示をしっかり確認し、賞味期限切れで廃棄になるのを防ぐ
- 高いキャットフードと、安いキャットフードを定期的に組み替えて、トータルコストを落とす
- 会員のサービス・特典で節約する(ただし、通販サイトによって異なる)
通販おすすめキャットフード
安全面、栄養バランス、原材料など品質の良いものを厳選し、おすすめのキャットフードをご紹介します!
- モグニャン
- カナガン
- レガリエ
- アルモネイチャー
1.モグニャン
安全性 |
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品質 |
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価格 (公式サイト) |
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送料・代引手数料 (公式サイト) |
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お得ポイント | 公式サイトが一番お得!! |
備考 (公式サイト) |
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モグニャンが気になる方は、こちらで詳しく解説しています。
2.カナガン
安全性 |
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品質 |
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価格 (公式サイト) |
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送料・代引手数料 (公式サイト) |
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お得ポイント | 公式サイトが一番お得!! |
備考 (公式サイト) |
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カナガンが気になる方は、こちらで詳しく解説しています。
3.レガリエ
安全性 |
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品質 |
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価格 (公式サイト) |
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送料・代引手数料 (公式サイト) |
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お得ポイント | 公式サイトが一番お得!! |
備考 (公式サイト) |
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獣医師監修で日本産のレガリエが気になる方は、こちらからどうぞ。
4.アルモネイチャー
安全性 |
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品質 |
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価格 (正規取扱店、他の販売店) |
【オルタナティブ・ドライ・フレッシュチキンの場合】
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送料・代引手数料 |
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備考 |
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まとめ
- キャットフードを選ぶ基準は、安心・安全に基づいて必要な栄養素が備わっていること
- キャットフードの購入は、栄養バランスだけでなくコスト面まで含めて検討を
- 通販のおすすめキャットフードは、キャットフード単体をご購入なら公式サイトが便利な傾向(メーカによる)にある
- キャットフード以外にも、複数のアイテムの購入や、キャットフードのお試しパックなども検討するなら通販サイトが便利
通販のキャットフードを見ると、種類の多さに迷ってしまいますよね。愛猫の健康と食いつきのバランスを見極めるのは、なかなか難しいものです。愛猫が美味しそうに食事をして健康になれるよう、おすすめのキャットフード、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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