こんにちは、あやです♪
突然ですが、皆さんは『ニャンモック』ってご存じですか?実は、最近話題の猫用ハンモックのことなんです。「ハンモックか~」「愛猫に手作りしてあげたいな~」「でも手作りってなんか難しそう・・・」「材料もお金かかりそうだし・・・」「やっぱや~めた!」とあきらめていませんか?
そこで今回は、100均で誰でも簡単に作れるニャンモック・・・いえ、猫用ハンモックの作り方をご紹介します。
猫は狭い場所が大好き!
#にゃんデーモーニング
— nyanco! with 保護猫 (@nyanco696) March 13, 2020
雨降りの朝です(*´ω`)
ハンモックでネンネするムギにゃんとチャー氏(๑´ω`๑)♡ pic.twitter.com/n3444Gv3aa
猫はハンモックが好きってどこかで耳にしたことありませんか?
それにはある理由があるんです。
段ボールだにゃああぁあ❤️#箱に入る猫 #cat #メインクーン #猫 #猫がいる生活 pic.twitter.com/5raaVUWOE7
— うずら (@uzuraman513) September 24, 2018
よくSNSとかYouTubeで、猫が箱の中や家具の隙間に入ったりするのを見ることがあるかと思います。これには野生の頃の習性が関係しています。
獲物を横取りされないから
猫はその昔、厳しい大自然の中で生きていました。そのため、自分の獲物を狭いところに隠す習性があります。他の動物に横取りされないようにするためです。
獲物を獲らなくなった今でも、その名残で、猫が狭い場所に入るのは自然なことです。
猫にとって狭い場所は安心できるから
猫の祖先はリビアヤマネコです。リビアヤマネコは、北アフリカやアラビア半島に生息する野生の猫です。
肉食動物である猫は、シマウマやキリンなどの草食動物とは違い、目の位置が私たち人間と同じように前方にあります。
草食動物の両眼視野角360度に対し、猫などの肉食動物は両眼視野角が120度です。
片方の目で見えるのはせいぜい80度程度しかなく、頭の後ろ80度程度は「ブラインド領域」と呼ばれ、全く何も見えません。
岩の隙間など、周囲を壁に囲まれていれば、後ろや横などの死角から不意打ちを受ける可能性はかなり低くなります。前方のみに気をつけていれば安全なので、猫にとって、
狭い場所=安心できる場所
ということになります。
それで、ハンモックと狭い場所にどういう関係があるの?と疑問に思った方もいるかもしれません。
実際にハンモックで横になってみると分かりますが、ハンモックは体をやさしく包み込んでくれます。
猫は箱やタンス、棚の隙間などギチギチした場所も好きですが、ハンモックの体にフィットするあの感じが安心感を与えてくれるんです。
猫は高い場所が大好き!
なんでそんなとこ登ったの?
— 艦娘改め戦車育成中❗️ (@darshjojo) January 4, 2019
って、あぁ、そこに行きたかったのね…σ(^_^;)#猫 #猫は高いところが好き pic.twitter.com/WVF4VAOyw4
猫と一緒に暮らしている方ならお分かりのとおり、猫は高いところが大好きです。これも、野生の頃の習性と関係があります。
安全で優位な場所だから
厳しい大自然で生き残るためには、高いところにいることで敵に見つかりにくく、身を守ることができます。地上には、猫より大きい動物がたくさんいます。
そして、現代になり私たち人間と一緒に暮らすようになりました。そうなると、高いところに登ることによって「自分の方が立場が上なんだぞ!」と主張をするようになったと言われています。
高いところに登るのが好きな猫ですが、降りるのが苦手だってご存じですか?
猫の爪は、私たち人間のように真っ直ぐに伸びているわけではなく、フックのように曲がっています。
曲がった爪は、登る時に引っかけやすく、スイスイと進むように登ることができます。例えるなら、登山で使用する道具の一つ「ピッケル」があります。
ピッケルとは、杖の先につるはしの金具をつけた道具です。積雪期、残雪期の登山に必要な道具の一つです。
- バランス保持
- 滑落時のブレーキ
- ロープで確保する際の支点
雪山デビューの方が、いきなりロープで確保に使用することはないので、実際にはバランスとブレーキの2つがメイン目的になります。
登る時はスイスイと登ることができますが、降りる時には、なかなか思うように爪をひっかけることが出来ません。
そのため、体が不安定になりこんな状態になります。
玄関などの飛び出し防止には柵もあると安心ですね。100均で作れちゃう動画解説あります。
リラックスできる場所だから
猫にとって高いところは、
安全な場所=リラックスできる場所
とも言えます。
それは高い木の上や棚の上などすごい高い場所限定だけでなく、ソファの上など、ほんの少しの高さだけでも、猫にとっては安心感があるんです。
ハンモックをキャットタワーの高い位置に設置すれば、自分が優位に感じられたり、自分の体を守れる安全な場所になるため、安心してリラックスすることができるんですね。
飼い主さんもリラックスできるお部屋の作り方は、こちらで解説しています♪ストレスを溜めないって大事ですよね。
【100均で作るハンモック】2匹横並びで使えるタイプ
では、早速『ニャンモック』こと猫用ハンモックの作り方をご紹介します♪
- 39cm紙筒 2つ入り×10(1,000円)
- T型ジョイント 2つ入り×2(200円)
- L型ジョイント 2つ入り×4(400円)
- ひざ掛け(ハンモックの布部分)×2(800円)
※夏は手ぬぐいでもOKです
合計金額 約2,400円
普通に手作りしようものなら5,000円近くかかったり、通販などで買うと軽く1万は超えたりします。
- 紙筒とL型ジョイントを組み合わせます
- ひたすら紙筒をはめ込んでいきます
- ジョイントをさしていきます
- 紙筒に合わせて、縫った場所に通します
- ジョイントをさしていきます
- 逆も同じように通してはめ込んでいきます
これで、まずは一匹用のハンモック完成です。
- 真ん中4箇所にT型ジョイントを使います
- そのため、L型ジョイントからT型ジョイントへ付替します
- 最初と同じように紙筒をはめます
気をつけるポイントとして、ジョイントは上下があるので、必ずガタツキを確認しながら作業を進めましょう。また、布は張りすぎていないか、逆にたわみすぎていないか猫を乗せてみて作業を進めましょう。
制作時間は、
- 組み立てる時間…約1時間
- 縫う時間…約1時間
合計約2時間程度の作業になります。
ついでに、おもちゃも安く手作りしてみませんか?夢中になること間違いなしです。
【100均で作るハンモック】取り付けタイプ
『ハンモックを置く場所がない・・・』そんな方におすすめしたいのが、取り付けタイプのハンモックです。
- 帆布の手提げ袋×2(200円)
- フックのついた金具×4(400円)
合計金額 約600円
針や糸などがお手元に無い方もすべて100均に揃っています。
- 手提げ袋の持ち手部分をカットします
- 袋本体の周囲を縫います
- 持ち手を4箇所の隅に縫います
- ヒモ(持ち手部分だったもの)に金具を通します
取り付けタイプのハンモックの完成です。
作る際に気をつけるポイントは、持ち手の部分をカットする時に、糸をほどいてカットしましょう。袋の周辺が縫いやすくなります。
袋自体の布が厚いと、ミシンで縫うことができないのでタオル地がおススメです。もしミシンで縫うことができなかったら、手縫いでしっかりと縫いましょう。
金具を通したあとも、取れないように確認しながらしっかりと縫いましょう。
ハンモックをゲージに取り付ける際の高さは、猫が乗った時にゲージの床部分から少し浮くくらいがベストです。
ゲージの中や壁ではなく、窓に取り付けようと考えている方は、吸盤がおすすめです。吸着力が弱いと落ちてしまって危険なため、以下の2つのことに注意しましょう。
ハンモックを吸盤でつくる注意点①
まず1つ目は吸着面の汚れです。吸着面に
- 油分
- ほこり
があると、空気が入り落ちてしまいます。
ハンモックを吸盤でつくる注意点②
2つ目は長く使い続ける場合、定期的に吸着状態をチェックすることです。使い始めの頃は真空状態が保たれていますが、
- 時間の経過
- 吸盤にかかる負荷
によって、吸着力は落ちてしまいます。どんな強力な吸着力を持っている吸盤でもこの原理は同じです。
- 吸盤のほこりや汚れを取り除く
- 70~80℃のお湯で吸着力を復活させる
- 吸盤接着用シールを使う
効果的な方法①吸盤のほこりや汚れを取り除く
長年使い続けていると、ほこりや汚れはどうしてもついてきます。これが吸着力が落ちる原因です。
このほこりや汚れをキレイに拭き取るだけで、吸着力を復活させることができます。
効果的な方法②70~80℃のお湯で吸着力を復活させる
長年使い続けていると、平たくなり真空状態を保てなくなります。そのため、吸着力は落ち、形もカサの部分のふくらみがなくなります。
70〜80℃程度のお湯に吸盤を入れることで、カサのふくらみが復活します。カサのふくらみが復活すれば、また真空状態を保つことができるようになります。
※100℃の熱湯だと溶けてしまい、形どころじゃなくなります。お湯が沸騰してから火を止めて15分くらい置くとちょうどいい温度になっています。
効果的な方法③吸盤接着用シールを使う
吸盤接着用シールは、吸盤が上手くつかなかったり、長年使用して落ちてしまった吸着力を補助してくれる商品です。
少しでも壁がボコボコしていたら、そこから空気が入ってしまい、思うようにくっつかなくなります。
これを補助してくれるのが吸盤用補助板です。
他にも100均で購入できるグッズの紹介記事ありますよ♪
まとめ
- ハンモックは狭い場所にいるのと同じ安心感がある
- 高いところのハンモックは安心できる場所
- 100均でハンモックを作るとお財布に優しい
- ミシンで縫ったり、はめ込むだけで誰でも簡単に作れる
- ゲージや壁に取り付けるタイプのハンモックもある
- 吸盤タイプはお湯や吸盤接着用シールを使うと吸着力が復活する
『ニャンモック』こと猫用ハンモックをご紹介しました。意外とお手軽だと思いませんか?100均を上手に使って、おウチ時間が長いこの時期、どうせなら愛猫と楽しみましょう!ぜひ参考にしてみて下さいね。