猫を愛する皆さん、こんにちは。
猫ちゃんとの生活を始めてみると、吐き戻しが多いことに驚きますよね。キャットフードをそのまま吐くこともあり、現場を見ると愛猫家としては心配になってしまいます。
今回は、猫ちゃんがなぜ吐くのか、どう対応したらいいのかをご紹介いたします。
猫が吐く理由①毛玉を吐いている
猫ちゃんが吐く理由として、最も多いのがこれでしょう。毛づくろいのために自分の身体をペロペロとなめる様子はよく見かけますね。その時に飲み込んだ毛が毛玉になるとお腹がつまってしまうため、定期的に吐き戻すことでお腹の中をきれいにするのです。
毛玉の吐き戻しを減らす方法のひとつは、こまめにブラッシングを行うことです。そうすることで毛づくろいをした時に飲み込む毛の量を減らすことができるため、吐き戻しの予防につながります。
ブラッシングを嫌がる子もいるので、無理やり行わないように注意しましょう。子猫のうちから定期的なブラッシングに慣れさせておくのも良いです。
猫が吐く理由②キャットフードが合わない
合わないのかもしれないから、ちょっとキャットフードも見ていきたいな
新しいフードに変えた時、いきなり全部新しくしませんでした?
切り替え方も大事なんですよ
新しいフードに変える時には、初めは今までのフードに少しだけ混ぜ、翌日はもう少し多く混ぜ、というのを繰り返していき10日程かけて移行していくようにしましょう。
突然新しいフードに変えてしまうと、胃腸に負担がかかり、嘔吐だけでなく下痢などの不調を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
また、少しずつ切り替えたにも関わらず、吐き戻しを繰り返したり下痢が続いたりといった不調が続く場合は、その猫ちゃんがアレルギーを起こすようなものが含まれていたり、消化しづらいものだったりと、フード自体が身体に合っていない可能性があります。
フード切り替え後の猫ちゃんの様子をよく観察し、不調が続く場合は獣医さんとよく相談するようにしましょう。
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猫が吐く理由③一気に食べ過ぎた
ドライフードを一度に大量に食べると、その後に飲んだ水や胃液によってフードがお腹の中で膨らむことが嘔吐につながります。一度に食べるフードの量が多すぎたり、お腹が空きすぎた状態でフードを食べることが原因なので、フードのあげ方に注意しましょう。
具体策としては、一度にあげるご飯の量を少なめにしてご飯の回数を増やす、ウェットフードにする、ドライフードをあらかじめ水でふやかしてから与える、などがあります。
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猫が吐く理由④胸やけがする
猫ちゃんたちは、余分な胃酸を吐き出すために、草などを食べてわざと吐き戻す場合があります。これは生理現象のひとつで、危険性のない草を食べて吐き戻している場合には問題がありません。
猫草は食感や味が好きという猫ちゃんも多いので、体調管理のほかにも猫ちゃんの嗜好品と言えるでしょう。
吐き戻しの目的以外にも、足りない栄養素を補ったり、便秘予防につながったりということもあります。
猫が吐く理由⑤身体の調子が悪い
猫ちゃんたちは、病気ではない時にもよく吐き戻す生き物なので、吐いた原因が正常なのか病気なのか判断するのが難しいですよね。
吐き戻した後にケロッとしていていつも通り元気であれば問題ないということが多いです。以下に注意が必要な兆候をまとめました。
- 何度も繰り返し吐いている
- 吐こうとしているのに何も出てこない
- 吐いたものに異物や血が混ざっている、異臭がする
- 食欲がない
- 痙攣している
- 便が臭う、下痢
ひとつでも当てはまり、いつもより元気がなく衰弱した様子であれば、かかりつけの獣医さんに連れていってあげましょう。
ジュリエット待っててね~
しんじ遅いにゃ~
体調の悪い猫ちゃんにはほかの原因もさぐってみて。
まとめ
- 毛玉の吐き戻し予防にはブラッシング
- キャットフードが原因で吐くこともあります
- 一気に食べて吐く時にはご飯の量と回数を調節しましょう
- 胸やけをすると草を食べて吐くことがあります
- 病気で吐くこともあるので、吐き戻しの前後の様子をよく見ましょう
猫ちゃんの健康状態を把握するために、どうして吐いたのかを観察し、原因がわかったらその対策をしてあげましょう。猫ちゃんとの暮らしがより快適になるよう参考にしてみてください。