キャットフードで腎不全の猫も健康長生き!!療法食の選び方

昨今の猫ブームにより、猫と一緒の生活をされている方が増えてきていますが、キャットフード選びはどうされていますか。

子猫~シニア用、そしてそれぞれの病気に対応した療法食など、さまざまな種類がずらりとお店に並んでいて迷ってしまいますよね。人間と同様、食事は身体を作るための重要なものなので、慎重に選びたいですね。

その中でも、今回は腎不全に対応したキャットフードについてご紹介していきます。

キャットフード選びが重要!猫の腎不全とは

体の中で不要になった老廃物や毒素を尿の中に排出したり、ホルモンの分泌などを行ったりする臓器が腎臓です。その機能が低下すると、血液のろ過機能が低下するため、身体にとって不要なものまでが血液と一緒に体中に巡ってしまいます。

一度腎不全を発症すると、薬や治療によっても完治することがなく、症状が進行すると最終的には死に至ることもある病気です。

猫仙人
飼い猫にはよくある病気なので、よく覚えておいてくださいね

腎不全の原因

細菌やウイルス感染による腎炎、薬物などによる中毒、外傷、心臓の病気などによる腎血流量の低下、免疫疾患などによる腎炎、結石などによる尿路の閉塞などさまざまですが、主な原因は加齢に伴う腎機能の低下です。

6歳頃から少しずつ機能が低下していき、高齢になると大半の猫が慢性腎不全をわずらっているともいわれています。

症状

気づいたときにはかなり進行している傾向があり、症状が出た頃にはかなり腎臓の機能が衰えていることが多いのが特徴です。

最初に見られる症状は、水を飲む量が増えることで、それに伴い尿量が増えます。尿の色が薄くなり、ニオイもあまりしなくなります。この時点では食欲も元気もあるのですが、すでに腎臓の機能は60%ほど失われた状態です。

その後、食欲の低下、体重の減少、毛づやがなくなるなどの症状が現れ、さらに症状が進むと食欲が全くなくなり、嘔吐を繰り返すようになります。

治療

点滴や腹膜透析などを行う内科的治療と、特定の栄養素を制限し腎臓への負担を減らす食事療法があります。

食事療法では、腎不全用の特別療法食を用意します。腎臓の負担となるたんぱく質、リン、ナトリウムの量について制限する必要があります。

予防

加齢とともに腎臓の機能が衰えてくるので、予防は若い頃からの心がけが大事です。バランスの良い食事、十分な水分摂取はもちろんのこと、ウイルス感染を予防するため定期的にワクチン接種を行うようにしましょう。

また、腎臓の機能低下は尿に現れやすいので、尿の量やニオイに変化がないかどうか日々チェックするようにしましょう。

もしも何らかの異変を感じた際にはすぐに動物病院を受診してください。

あや
若いうちからの食事が大切なのね

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腎不全用キャットフードの選び方

腎不全と診断された猫ちゃんの療法食は、たんぱく質、リン、ナトリウムの量が制限されているものを選ぶようにします動物病院で相談した場合、病院で販売されているものがありますので、まずはそちらを購入される方が多いかもしれません。

通常のキャットフードと同様、ドライフードウェットフードどちらも選択することができます。食事での水分摂取量を増やすためには、ウェットフードにするかドライフードを水でふやかして与えると良いです。

また、手作りのキャットフードをあげるという方法もありますが、療法食の場合は十分な栄養管理が必要なので、かかりつけの動物病院で相談したうえで与えるように注意しましょう。

腎不全は完治させることができないので、療法食を続けることで進行を食い止めることが大切です。療法食を食べている猫は食べていない猫と比べて腎不全発症後の寿命が2倍になるといわれていますので、適切な療法食を続けて大切な家族の健康を守っていきましょう。

猫仙人
しっかりとケアができれば、健康で長生きできるんです!

腎不全用のキャットフードを食べてくれない!!

好みのニオイがしなかったり、味が好みでない場合、どうしても食事が進まない猫ちゃんもいます。

腎不全の療法食を必要としていない猫ちゃんの場合はふりかけをかけたり人間の食べ物を混ぜたりすることで食欲を増進させることもあるのですが、たんぱく質を制限している猫ちゃんにたんぱく質の入ったかつお節などのふりかけをかけてあげては本末転倒です。

療法食にもいろいろな種類があります。動物病院では小袋のフードをサンプル用にもらえる場合もあるので、そういったものを活用しながら猫ちゃんの好みに合ったものを見つけてあげるようにしましょう。

また、同じ種類のキャットフードばかりで飽きてしまう場合には、違う種類の療法食を交互にあげたりミックスしてあげたりと工夫してあげると良いでしょう。

猫仙人
腎不全の猫に合った栄養バランスを崩さずに工夫してあげてくださいね

ただ、食事が進まない場合、体力が落ちて衰弱してしまうだけでなく、生命を維持するためにたんぱく質が利用され、腎臓への負担が増してしまうという悪循環を引き起こしてしまいます。

療法食を食べない猫ちゃんには、食べられるものを何でも良いのであげてみましょう。食べられるものに療法食を混ぜ、少しずつ療法食の量を増やしていくなど、工夫しながらなるべく腎臓に負担をかけにくい食事にしていくと良いでしょう。

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予防のために療法食をあげてもいいの?

あや
療法食は腎不全の予防のためにあげても効果があるのかな

答えは「NO」です。

療法食は腎不全の進行を防ぐためのものであり、腎不全になることを防ぐものではありません。健康な猫ちゃんが療法食を食べ続けた場合、栄養バランスが崩れてしまう可能性があるので与えないようにしましょう。

予防のためには有害な添加物が入っているフードやおやつをあげないことも大切です。人間と同様、食事は身体を作る基本なので、栄養のバランスや添加物のことなども考えながら選んであげられると良いですね。

猫仙人
それぞれの個性に合った食事選びが大切です!

まとめ

  • 腎不全の原因は加齢に伴う腎機能の低下であり、治療には特定の栄養素の制限が必要。
  • 腎不全の猫には、タンパク質、リン、ナトリウムの量が制限された療法食を選ぶ。
  • 療法食を食べない場合にもたんぱく質の制限は必要。ただし、全く食べない場合は食べられるものを与える。
  • 療法食を予防のためにあげるのはNG。

大切な家族の一員である猫ちゃんが病気になっても、なるべく元気に長生きができるよう、その子に合った食事を選んであげたいですね。ぜひ参考にしてみてください。

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