こんにちは、あやです。突然ですがみなさん、最近、愛猫は元気に過ごしていますか?小さな体調の変化は見られませんか?
「なんだかうちの猫ちゃんはお腹がゆるいんだよね」「最近下痢をしている」…そんなお腹の不調が続いている猫ちゃんは要注意。もしかすると、それ、いつもあげているキャットフードが原因かもしれません。
今回は、猫ちゃんの下痢の原因とともに、下痢ぎみの猫ちゃんにおすすめのキャットフードをご紹介していきます。
下痢とは、どのような状態の便?
まずは便の種類を大まかに見ていきましょう。
便の状態は水分量の多さによって、主に以下の4つに分類できます。
- コロコロ・カチカチ状の便
- バナナ状の便(←健康的な便!)
- 軟便
- 水様便
この4つのうち、バナナ状の便、すなわち、バナナほどの柔らかさと少しの長さがある便が健康的な便とされています。この理想的な便は70〜80%ほどの水分量を含んでおり、ツヤのある見た目をしています。
水分量が少なくなると、コロコロ・カチカチ便となり、反対に水分量が多くなると軟便や水様便となります。
軟便とは、片付ける際に便の形が崩れてしまうほど柔らかい便のことです。一方で、水様便は形を持たないほど液体状になっている便のことを示します。
一般的にこの、軟便や水様便が下痢と分類されます。
下痢を引き起こす原因とは
下痢の原因【感染症】
下痢を引き起こす1つの要因として、感染症が挙げられます。感染症は細菌やウイルス、寄生虫などによって引き起こされ、病原体の特定にはPCR検査(遺伝子検査)が有効です。通常の便検査よりも明確に感染症の有無や病原体を知ることができます。
感染症の中にはワクチン接種によって感染確率を低下させることができるものもあります。定期的なワクチン接種で、きちんと予防することが大切です。
下痢の原因【内臓疾患】
下痢の症状が現れる内臓疾患は多岐にわたり、炎症性腸疾患、肝炎、膵外分泌不全、小腸吸収不良などがあります。
内臓疾患が原因の場合は、下痢の他にも元気がなかったり、食欲がなかったりなど、他の症状も伴っていることがほとんどです。猫ちゃんの様子を確認して、他にも多く症状が見られるようであれば、病院の受診を検討しましょう。
下痢の原因【加齢】
特定の原因がなく、加齢による胃腸機能の低下によって下痢が引き起こされている場合もあります。加齢によるものだと原因がはっきりしている場合には、食べ方を工夫させたり、キャットフードを切り替えるなど、消化に負担がかからないような工夫をしてあげてください。
下痢の他にも、辛そうな症状が確認できる場合にはすぐ病院を受診しましょう。免疫力の弱まっている高齢の猫ちゃんは、重症化しやすいためです。猫ちゃんの様子に細心の注意を払って、SOSを見逃さないようにしてあげたいですね。
下痢の原因【食べ過ぎ】
食べ過ぎも、下痢を引き起こす要因の1つです。特に猫ちゃんがまだ小さい場合は、食欲のままにキャットフードを食べすぎることで、下痢を引き起こすことも多くあります。
与えられた分量を猫ちゃんが食べられるからといって、それが適正な量とは限りません。体調や猫ちゃんの様子を見て、量を調節してあげましょう。
下痢の原因【ストレス】
ストレスから自律神経が乱れ、下痢を引き起こす猫ちゃんもいます。
ストレス要因は様々で、急激な環境の変化や騒音、他の猫との不仲、飼い主の留守による寂しさなど多くあります。何かストレスになることがないか、猫ちゃんの様子をよく観察して推測してみましょう。
ストレスとなりそうなものを排除しても、症状が続くようなら早めに獣医に相談してみてください。
下痢の原因【キャットフード】
意外にも見落とされやすいのが、キャットフードなどの食事が原因で下痢を起こしている場合です。猫ちゃんには消化しづらい食べ物があり、それを摂取していることで下痢を引き起こしているかもしれません。
例えば、猫ちゃんは基本的には穀物の消化が得意ではありません。キャットフードの原材料が穀物を使用していたため、猫ちゃんの消化に負担がかかっていたということは少なくありません。
また、低価格を追求しすぎたキャットフードには、食品添加物が含まれていることが多くあります。それによって、猫ちゃんが不調になってしまうのは無理もありませんね。キャットフードは猫ちゃんの健康に密接に関わっているのです。
ですので、症状が下痢のみであり、他に特に変わった様子が見られなければ、まずはいつものキャットフードの見直しを検討してみましょう。食事を変えることで、消化器官への負担の減少、高い栄養素の摂取が見込め、症状の改善が期待できます。
下痢の他に、元気がなかったり、食欲がないなどの症状が見られる場合には、病院の受診をおすすめします。内臓疾患や感染症が原因の場合には、病院での検査や獣医のアドバイスが不可欠です。
また、子猫やシニアの猫ちゃんが下痢をしている場合も、なるべく早めに病院を受診しましょう。成猫よりも免疫力が低く、症状が重症化しやすいため、注意が必要です。
猫ちゃんが嘔吐してしまった時はこちらをみてみてね〜
下痢の時におすすめのキャットフード
キャットフードってただでさえ種類が多くて、選ぶのが大変ですよね。しかも、体調が悪い猫ちゃんにあげるキャットフードなんて、慎重に選ばざるを得ません。
そこで、軟便ぎみの猫ちゃんにおすすめのキャットフードを3つご紹介したいと思います。選ぶポイントとして、
- お腹に優しい成分が含まれているか
- 消化に負担のかからない原材料を使用しているか
- 無添加や国産など、品質に信頼性があるか
この3点に重きを置いて、厳選しました。こちらの判断基準を重視したい飼い主さんは、特に必見ですよ。
ロイヤルカナン 消化器サポート
下痢の猫ちゃんに、ロイヤルカナン消化器サポートをあげたら症状が改善したという実際の声がこちらです!実際に効果があったと聞くと、試してみたくなりますね。
そこで、気になる特徴をまとめてみました!
- 消化吸収に優れている、高消化性タンパク質・炭水化物を使用
- 下痢で食欲がない時でも安心の高エネルギーに調整されている
- 食欲低下の猫ちゃんでも食べれるよう、高嗜好性設計
- 不飽和脂肪酸であるEPAやDHAを配合
気になる方はこちらから詳細をチェックできます!
ロイヤルカナンの安全性が気になったら、こちらもどうぞ。
レガリエ
レガリエは、無添加で厳選素材を使用した国産のキャットフードです。品質にこだわっていることから、愛猫の健康を考える飼い主さんから選ばれているようです。
気になる特徴はこちら!
- 無添加かつ国産、ヒューマングレイドという安心感
- 原材料の産地をすべて公開しており信頼性が高い
- 乳酸菌とオリゴ糖が配合されており、お腹の元気をサポート
- グレインフリーで穀物アレルギーの猫ちゃんにも対応
子猫用のキャットフードをお探しなら、こちらも参考になりますよ。
ファインペッツ
消化にいいキャットフードということで、お腹がデリケートな猫ちゃんにと、購入する飼い主さんが多くいるようです。
何がどういいのか?気になる特徴はこちら!
- アレルギー反応が起きにくいとされている、アヒル肉とニシン肉が主原料
- 無添加・無着色であり、化学合成された酸化防止剤や防腐剤も不使用
- 消化吸収率が87%と高水準
消化吸収率とは、食べたもののうち、どの程度消化吸収されたかの割合を示します。つまり消化吸収率が高いほど、より消化しやすく、栄養が吸収しやすいということになります。
胃腸の調子が悪い猫ちゃんは、食事量がいつもより少なくなってしまうことも。そんな時に消化吸収率が高いキャットフードを与えてあげることで、普段より少ない量でも十分に栄養を摂取させてあげられます。
その点において、下痢や軟便症状の猫ちゃんにおすすめの商品です。
そもそも、キャットフードの選び方って?と思ったらこちらもどうぞ。
キャットフード切り替えの注意点
キャットフードを良いものに切り替えようと思った、画面の前のあなた!ちょっと待った!新しいキャットフードをいきなりあげようとしていませんか?
急に新しいキャットフードに切り替えると、それも軟便・下痢の原因になってしまうのです。症状を改善したくて切り替えたのに、そうなっては本末転倒ですよね。そうならないために、キャットフードの切り替え方法をきちんとおさえておく必要があります。
その他にも、キャットフードを与える際に気をつけるべきことがあります。うまく切り替えられるためにも、一緒に確認していきましょう。
キャットフードの切り替え期間
キャットフード切り替えの目安は、1週間〜10日程度です。今まで与えていたキャットフードの量を10として、1日目は、現キャットフードと新キャットフードの割合を1:9にして与えましょう。2日目は2:8、3日目は3:7、というように日を追うごとに新しいキャットフードの割合を増やしていくのです。
そうすることで、急にキャットフードが変わったことによる軟便や下痢を防ぐことができます。この方法でゆっくり移行しても、症状が出る場合には、もともと腸が弱い体質か、切り替えたキャットフードの原材料に対してアレルギーを持っている可能性があります。その場合には、獣医に相談してみてくださいね。
移行中、移行後はよく様子を観察する
フードの切り替え中やその後は、猫ちゃんの様子をよく観察してあげてください。主に、食いつきの良し悪しや便の調子、体調などを観察します。猫ちゃんはデリケートなので、少しの変化で体調にも影響が出ることがあります。何か異常を感じた場合にすぐ対処できるよう、注意して過ごしましょう。
まとめ
- 下痢とは一般的に軟便や水様便のこと
- キャットフードが合わないことで下痢になることもある
- 軟便ぎみの猫ちゃんには、ロイヤルカナン消化器サポート・レガリエ・ファインペッツがおすすめ
- キャットフードの切り替えは7日〜10日間程度で行い、様子をよく観察する
愛猫には、下痢をすることもなく、毎日元気でいてほしいものですよね。そのためにも【飼い主のキャットフード選びは重要】です。
これを機に、キャットフードを見直してみるのもいいかもしれませんね。