皆さんこんにちは。あやです。
突然ですが猫好きさんの中でも、短毛猫派さんと長毛猫派さんがいるのではないでしょうか。もちろんどっちも大好き!っていう方もいますよね!
今回紹介するのは長毛猫、メインクーンです。世界的にも人気なこの子の性格や育て方、魅力についてお話していきます。
まずはメインクーンの身体の特徴を知っておこう
体長:『世界一○○な猫』
メインクーンといえば体の大きな猫です。なんと“世界一長い猫”、“世界一しっぽの長い猫”としてギネスに載っている子もいます。
一般的なメインクーンの体長はオス・メスともに100㎝前後、体重はオス♂→6㎏~9㎏、メス♀→3㎏~5㎏と言われていて、約4~5年かけてゆっくり成長します。
これでも猫にしては十分大きいのですが、ギネス記録に載るような大きな個体になると体長は1m20㎝を超え、体重も15㎏を超えるのだとか。
特にオスのメインクーンはこのような巨体になりやすいようです。
え!?指が6本あるけど大丈夫?
メインクーンの約40%は指が6本あるといいます。結論から言えば健康上の問題は全くありません!!
メインクーンはもともとアメリカ北東部のニューイングランド地方、メイン州が原産の猫です。そこでの冬は雪が降り積もるほどの厳しい環境です。
メインクーンの6本指は雪の上を安全に歩くために、遺伝的に発達してきたものです。いわば生きていくための進化ですね。障害でも病気でもないので気にすることはありません。
メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットってなんか似てない!?
(左)メインクーン
(右)ノルウェージャンフォレストキャット
よくメインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの見分け方は、横顔を見て『ジェントルカーブ』と呼ばれる鼻先に丸みがあるかどうか、だと言います。
…でも分かるような、分からないような…。いまいちピンとこないですよね。
そこでもっと簡単に見分けられるポイントがあります。それはこちらの耳先の飾り毛です。『リンクスティップ』と呼ぶこの飾り毛があるのはメインクーンだけが持つ彼らのアイデンティティーです。
メインクーンの性格は?どんな人におススメなの?
メインクーンの性格をわかりやすく挙げるとこの3つです。
- 温厚
- 賢い
- 忠誠心がある
身体が大きいと怖いというイメージを持つ方もいるとは思いますが、実際メインクーンは穏やかで寛容。先住のペットや子供がいる家庭でも上手くやっていけます。また、『セラピーキャット』として世界中で活躍しているんですよ!
賢いので躾けや「ダメ!」ということも何度か教えれば守ってくれるようになります。
最後に他の猫に比べて忠誠心が高いのも魅力の一つ。玄関までお出迎えに来たり、名前を呼ぶと近づいて来たり、ボールを投げると持ってきたり…なんてこともあります。
メインクーンのオス♂とメス♀
- より犬っぽい性格
- 甘えたい、喉を鳴らしながらすり寄る
- いつも誰かの傍で、体のどこかに触れていたい
(構ってくれないとイタズラしちゃうぞ)
- 賢く、飼い主に忠実。オスよりはクール
- ベタベタされたくない。でも飼い主の傍にいたい
- 穏やかに寄り添うのが好き
- 我慢強い。実はストレスを溜め込みやすい
あくまでも目安ですが、「猫とたくさんコミュニケーションをとりたい」、「たくさん撫でたいし、構い倒したい」という人はオスを、「猫をなでながらゆっくりしたい」、「猫のツンデレな性格も好き」という人にはメスがオススメかもしれません。
メインクーンの育て方で注意すること
メインクーンの育て方【環境】
広いスペース、大きめのキャットタワーがあると良いです。
大きな体で走り回ったり、家具に飛び乗ったりするので、安全のためにも家具はしっかり固定されていることと、出来るだけ上に物は置かないように気を付けてください。
また賢いため、飼い主のマネをしてドアや、引き出しを開けることが出来るようになる子もいます。
あんまり構ってもらえないと、ものを落とすなどのイタズラを覚えるので家の中の整理整頓、鍵をかけるなどの対策はしたほうが良いです。
また長毛であるため、暑さ・熱中症には十分に気をつける必要があります!!
気温は25℃前後、湿度は50℃~60℃が理想です。
メインクーンの育て方【体重管理】
メインクーンは4∼5年かけて成猫になるので、その間は体重の増加があります。
子猫のころからこまめに体重を記録しておく必要があります。
成猫になってからも、体が大きい分ご飯も他の猫よりもりもり食べます。
肥満にならないように体重管理には気をつけてください。
メインクーンは甘え上手です。甘えてくるからと言っておやつの与えすぎはダメですよ!
メインクーンの育て方【食事】
メインクーンのご飯を選ぶ上で注目したいのはこちらの4点です。
- 毛並みの維持 =豊富なタンパク質
- 心臓の健康維持=タウリン、Lカルニチン、EPA、DHA
- 関節のケア =コンドロイチン硫酸、グルコサミン
- 皮膚の健康維持=ビタミンA、ビタミンB群
全て豊富に含まれているキャットフードを選ぶのはなかなか大変ですよね、そんな時は猫用のサプリメントも販売されているのでそちらを利用すると便利かもしれません。
ここで私がメインクーンにオススメなキャットフードを紹介します。
この辺りです。他にもキャットフードについて詳しく知りたい方はこちらのページを参考にしてくださいね。
メインクーンの育て方【運動】
メインクーンは特に運動が必要な猫だと言われています。
運動不足による肥満の予防や、我慢しがちなストレスを発散してあげるためにも運動は重要です。
おもちゃやキャットタワーの他に、意外かと思われるかもしれませんが、猫用のハーネスをつけて外を散歩するのもオススメです。
なぜリードではなく、ハーネスのほうが良いのかというと
猫は頭が小さく、体が柔らかいのでリードだと抜けてしまうことがあるからです。
「猫をつなぐなんて…」と抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、
散歩中の脱走や、事故、拾い食いに気を付けるためにもとても大切なことです。
猫ちゃんの性格によっても向き、不向きがあります。あくまでも運動不足の解消とストレス発散が目的なことを忘れないでおきましょう。
メインクーンの育て方【ブラッシング・シャンプー】
毛が長く、絡みやすいのでブラッシングは毎日必要です。
特に毛が長い部分は抜け毛があまり残らないようにしてあげてください。毛玉を吐いてる姿はこっちも苦しいです…。
シャンプーは出来れば2週間に一度くらいが目安です。
他の猫よりも水を嫌がらない品種だと言われているので、シャンプーはあまり苦労しないかもしれません。
毛が長いからと言って、トリミングはあまりオススメできません。
皮膚に直接日光が当たると熱中症や皮膚炎になったりします。
どうしてもという場合は医師やトリマーの方によく相談するのが安心です。
まとめ
- メインクーンはギネス記録に載るほどの大きな猫で、耳の先の飾り毛(リンクスティップ)が特徴です
- メインクーンの性格は温厚で賢く忠誠心があり、オスは甘えたがり、メスはツンデレな性格です
- メインクーンを育てるには広く整頓されたスペース、こまめな体重管理、ブラッシングなどが大切です
ここまで読んで下さりありがとうございました!なつっこい犬っぽさとツンデレな猫っぽさをあわせ持つメインクーンの魅力は伝わりましたか?一度触れ合えばどんな方でもメロメロになること間違いなしですよ。