こんにちは!あやです☆最近、ジュリエットがなんだか元気がなくて…年のせいかな?と思っていたのですが、どうやらキャットフードに何かあるみたいです。
猫ちゃんが健康に生活をするためには、食事の選び方も大事。今回は、キャットフードの栄養と選び方について、見ていきたいと思います!
キャットフードは健康とどんな関係があるの?
猫ちゃんは、自分で体に必要な栄養を作り出すことができません。そのため、キャットフードから栄養を摂取し、体調を整えています。ですが、本当に必要な栄養素は猫ちゃんによって違いますし、調べてもいろいろあってわかりにくいですよね。
猫ちゃんの健康をチェックするポイントとして、以下の5つが挙げられます。
- 免疫系
- 皮膚・被毛
- 消化
- 骨・歯
- 視力
【キャットフードで気になる健康のポイント①】免疫系
まずは、免疫系が気になる猫ちゃんに大切な栄養について。しかし、免疫系と言われても、ちょっと幅広いですよね。具体的に、どのような症状が当てはまるのでしょう?
免疫系とは、体内に侵入した細菌やウイルスを排除する仕組みです。具体的な免疫系の病気として、猫免疫不全ウイルス感染症(通称猫エイズ)や猫白血病ウイルス感染症などが挙げられます。これらの細菌性、あるいはウイルス性の病気はワクチンを打つことで対策を取ることが多いです。
しかし、予防接種をすれば対策は終わり、というわけではありません。また、そもそもワクチンがない病気も存在します。そのため、免疫力を維持する方法としてキャットフードから栄養を摂取することは、とても大事です。
ワクチンだけじゃダメなんだ…
そうなの。キャットフードで健康を維持することも、とても大事なの!
免疫力を維持する主な栄養素として抗酸化成分が挙げられます。特に、ビタミンEやC、タウリンが抗酸化成分とされています。また、食品に含まれるカロテノイド色素にも抗酸化成分があります。
- 免疫系とは体内に侵入した異物を排除する仕組み
- 抗酸化成分は免疫力を維持する栄養素のひとつです
【キャットフードで気になる健康のポイント②】皮膚・被毛
猫ちゃんの健康状態を把握する手段として、毛並みのチェックはとても大事ですよね。また、健康な毛並みであることは、健康な皮膚であるといえます。
また、猫ちゃんは体重の15~20%が皮膚であるといわれています。このことからも、猫ちゃんの健康を見るポイントとして皮膚や被毛がいかに大事かわかりますね。
毛並みが健康に大事ということはわかりましたが、毛並みをチェックするポイントって、ご存じですか?
毛並みが割れている・乱れているときは、毛繕いができない状態かも。また、毛が乾いた感じがするときには、皮膚が乾燥している可能性が考えられます。
猫ちゃんは、キャットフードからとるたんぱく質のうち30%近くを皮膚や毛のために使うそうよ!いかにたんぱく質が毛並みや皮膚に大事かわかるわ~
皮膚被毛にはたんぱく質がいいとされていますが、とりすぎてしまうのもよくありません。腎臓や肝臓が弱っている猫ちゃんには、たんぱく質の取りすぎは大敵なので注意してくださいね。
被毛・皮膚を構成する主な栄養は、アミノ酸のメチオニン・シスチンです。アミノ酸はたんぱく質から作られますが、特に二つの栄養を得るためには動物性たんぱく質をキャットフードからとる必要があります。
具体的には、まぐろや鶏肉などの植物以外から得られるたんぱく質です。猫ちゃんが好みのキャットフードを選んであげれば、栄養が取れて猫ちゃんも喜んでくれるウィンウィンの関係ですね!
- 皮膚・被毛は体重の15~20%を占めるほど存在が大きい
- 動物性たんぱく質は皮膚被毛のもととなる
- とりすぎにも注意
【キャットフードで気になる健康のポイント③】消化
猫ちゃんが消化しやすいキャットフードは、どのようなものなのでしょうか?それは、栄養を効率よく吸収できるキャットフードです。栄養をしっかり吸収できたかどうかは、猫ちゃんのうんちから判断することができます。
猫ちゃんのうんちは、しっかり栄養を吸収できた場合には量が少なくなります。また、しっかり消化できれば臭いがあまりしません。
うんちも健康のバロメーターってやつか…ちゃんとうんちもチェックしないと!
臭いと思うだけじゃなくて、なぜ臭いかまでわかると健康チェックできるようになるのよ~
消化を助ける栄養としては、たんぱく質が挙げられます。また、消化器官である腸の環境を整えるものとして、食物繊維があります。
食物繊維は栄養ではないため、消化はされません。ですが、腸内をゆっくり時間をかけて通過することで、キャットフードの栄養をしっかり吸収する手助けをします。ただし、食物繊維が多すぎると便秘の元となってしまうので、適度な量に調整する必要があります。
- 消化は栄養を体内に取り込むのに大事な工程
- 食物繊維をとることで消化の手助けとなる
- とりすぎると便秘になるので注意
【キャットフードで気になる健康のポイント④】骨・歯
骨や歯も、健康であるためにとても大事な要素になります。特に、歯はキャットフードを食べるためにとても大事な部位となります。キャットフードを食べるためには、歯を守る。歯を守るためには、キャットフードで栄養を取る。切っても切れない関係ですね!
骨や歯を守る成分ってなんだっけ?
人と同じで、カルシウムよ~
骨や歯を守る栄養としてカルシウムが挙げられます。また、リンも骨や歯に大事な要素となりますが、こちらは欠乏すると食欲不振にもつながるので、ぜひ豊富なキャットフードを選んであげましょう。
骨といえば関節ですよね。高齢の猫ちゃんには、気になるパーツではないでしょうか?骨が強くても、関節がスムーズに動かなければ衝撃を吸収できなくなり、そして関節炎になってしまう可能性もあります…。
関節炎の原因として、主に肥満が挙げられています。猫ちゃんの骨や関節に負担がかからないためにも、適切な量のキャットフードを与えるように心がけてあげましょう。
- 骨歯はキャットフードを食べるのに大事な部位
- カルシウム、リンが骨や歯のもととなる
- 肥満は骨や関節の負担になる
【キャットフードで気になる健康のポイント⑤】視力
目は、五感の一つとして有名な部位ですよね。特に猫ちゃんは、動体視力に優れた動物として有名です。そのため、目も健康に大事なポイントです。ちなみに、猫ちゃんの視力は0.2~1.0程度だそうです。視力そのものはそこまで良くないので、より目の健康が気になりますね。
タウリン?って何…
目に必要な栄養なの
目に必要とされている栄養は、タウリンとビタミンAとされています。特に、ビタミンAは視力に大きく関わる栄養です。猫特有の、暗闇での活動に大きな影響を与える栄養になります。視力が良くなるというよりも、目の機能を維持する効果があるといえます。
- 目の機能として、周りが見えやすくなる力が視力
- タウリンとビタミンAが大事
- 暗闇での活動には視力が必要
【キャットフードで気になる健康のポイント番外編】 腎臓
猫ちゃんの健康で避けて通れない問題は、腎臓ですよね。
猫ちゃんは、年齢が上がるにつれて慢性腎臓病になるリスクが高まります。腎臓は、体内の老廃物を尿と一緒に体外に排出する役割があります。年齢が上がると腎臓の機能が弱まり、慢性腎臓病という病気になりやすくなります。
慢性腎臓病は治すことができず、また発見されたときにはすでに腎臓の機能が半分以上失われているといわれます。健康を維持するためにも、キャットフードでの栄養の摂り方が大事となってきます。
猫は泌尿器系の病気が多いとされています。慢性腎臓病、尿路結石、膀胱炎など。普段から、おしっこの量の変化、臭い、色などをチェックするようにしてください。おしっこの量や頻度が増えた、おしっこが出ない、色が濁っている、若干赤っぽいなどの所見は何らかの病気の可能性を示唆しています。
— ぺこぽこ先生が解説する家庭の獣医学@ANICLE (@poco_vetmed) August 1, 2019
慢性腎臓病は、何を食べさせるかよりも食べさせるものをどれだけ制限するかが大事になってきます。
たんぱく質は、健康に大事な反面摂りすぎは腎臓への負担となります。また、骨や歯にいいとされるリンは、慢性腎臓病の猫ちゃんにとっては毒にもなりえてしまいます…少なすぎは良くありませんが、多すぎるのも問題です。獣医さんとも相談しながら、キャットフードの摂り方を考えましょう。
- 猫ちゃんの年齢が上がると慢性腎臓病になるリスクが上がる
- たんぱく質、リンの摂りすぎは腎臓病が悪化する
キャットフードの食べすぎは肥満に影響する?
いやー、いろいろな栄養があるんだねぇ。でも、食べさせるときに栄養素が足りてるかわからなくない?いっぱいあげればいいの?
キャットフードには必ず、キャットフードをどのくらいの量・どんな回数で与えるべきか、目安が書かれているの。それ以上与えてしまうと、食べすぎで肥満になってしまうからよくないのです。
キャットフードだけでは栄養が足りないのでは?と気になるのはもっともです。そんな心配をお持ちの飼い主さんには、サプリメントで栄養を補う方法をオススメします!
キャットフードには、
- 総合食
- 副食
- おやつ
- 療養食
という種類が存在します。通常のごはんは総合食というものを食べさせますが、栄養が足りない場合やおかずが欲しい猫ちゃん向けに、副食のごはんもあります。
ドンッ
食べすぎとか肥満とかよく聞くけど、基準がよくわからないんだよな~
猫ちゃんの肥満には、ちゃんと基準があるのよ~
ドキドキ…
猫ちゃんの肥満を判断する基準はいくつかあります。チャーム公式サイトでは、無料で肥満度をチェックできるテストがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
猫種や年齢によって、肥満度は変わってきます。そのため、厳密に数値として出すのはなかなか難しいです。肥満を解消するためには、運動が最も効果的ではありますが、食事の改善も大事です。
まとめ
- 猫の健康は、免疫系、皮膚・被毛、消化、骨・歯、視力の項目で考えられる
- 免疫系は抗酸化成分が大事
- 皮膚・被毛はたんぱく質が大事
- 消化にはたんぱく質と食物繊維が大事
- 骨・歯はカルシウムとリンが大事
- 視力にはタウリンとビタミンAが大事
- 腎臓病のリスクもあるので栄養の摂りすぎ注意
- 副食によって栄養を補うことで肥満防止
猫ちゃんの健康には、様々なポイントがあります。また、それぞれに必要な栄養素が違うので、キャットフードのラベルで確認してみましょう。また、効率よく栄養を取ることで、猫ちゃんの肥満防止にもなります。
おー!絞るとわかりやすい。消化のことが気になるなぁ…ところで免疫系って何?