こんにちは、あやです。皆さんは犬だけではなく、猫ともアウトドアが楽しめるということを知っていますか?
猫を外に連れ出すことに対して否定的な意見もたくさんありますが、事前準備と注意点をちゃんと守れば、飼い猫とのアウトドアには良いことがたくさんあるんですよ!
ということで、猫とアウトドアをする時のメリットやオススメのアウトドア、注意点などを見ていきましょう♪
そもそも猫はアウトドアをするの?
そもそも猫はアウトドアを好むのでしょうか?日本ではやはり「猫はこたつで丸くなる…」といったイメージが強い気がしますよね。
飼い猫は環境の変化に弱い生き物だと言われていますから、アウトドアを好むかどうかは性格と育った環境によるとしか言いようがありません。アウトドア派がいればインドア派もいる…。人間と一緒です。
ではアウトドア派の猫ちゃんってどんな猫?ということでこんな猫ちゃん達をご紹介します。
こちらは黒猫のノロくん。飼い主の平松健三さんと一緒に『世界を旅する猫』として有名になりました。
フィンランドでのノロくん。このノロくん、インスタグラムやフェイスブックもやっています。そこではたくさんの旅の写真がみれますよ。
本も出しているので興味のある人は是非チェックを。
パティくんと飼い主のブライアンさん。
飼い主さんとカヌーに乗ったり、泳いだり、トレッキングしたりとかなりアクティブな猫ちゃんです。
ネコとアウトドアをすることのメリット
運動不足の解消 | 肥満の予防、骨と筋肉の健康に役立つ |
自然と触れ合える | ストレスの解消、認知症などの脳機能の低下対策になる |
外やハーネス、非日常の環境に慣れる | 災害時などの緊急事態に役立つ、家から脱走したときに外の環境に混乱しない |
普段外に出ない猫ちゃんだと頭の中に地図が出来上がってないので、脱走しても道がわからなくてパニックです。脱走猫が家に帰ってこない理由は『帰り方がわからない』ということも大きいのです。
アウトドアの事前準備もかねて、家の周辺を一緒に散歩して頭の中に地図を作ってあげましょう。
どんな猫がアウトドアに向いてるの?
アウトドアに向いている猫の品種というのはあまり決まってはいません。重要なのはその子の性格です。
- 家の中でも走り回ったり、活発に動き回る
- 庭やベランダに出るのが好き、出たがる
- 外や外の生き物への関心がある
- 社交的な性格
- 飼い主の言うことをきく(躾けと信頼関係ができている)
また猫を飼うときから「一緒に出掛けたい!」という気持ちがあるなら、子猫のうちからハーネスや外の環境に慣れさせておくとスムーズです。
猫とのお出かけについて、こちらにも詳しく書かれているので是非参考にしてくださいね。
いきなり旅行やトレッキングは無理!ネコにおススメのアウトドアは?
ずばりオススメはキャンプです。「猫 アウトドア」で検索すると以外にも多くヒットします。
最近ではペット可のキャンプ場も多く、整備されたキャンプ場では比較的安全に自然と触れ合わせることが出来ます。
初めのうちは日帰りでお出かけに慣れさせて、慣れたころに一緒に泊まりに出かけるのが良いと思います。また初めは、人混みの少ない時期を狙って行くのが良いです。
「一から準備するのは大変…」、「猫とふたりで行きたい。でも準備しながら猫のことを見ているのは大変!」という方にはグランピング(キャンプ体験型宿泊施設)はいかがでしょうか?
こちらはものを貸し出してくれたり、あらかじめテントやベットも用意されています。面倒な準備が不要なのでキャンプよりは気軽に楽しむことが出来ますよ!事前にペット可かどうかはチェックしてくださいね。
次に紹介するからよく確認してほしいにゃ
猫と一緒に泊まれるホテルもありますよ♪
飼い猫とアウトドアをする時の準備と注意点
事前準備はしっかりと!
冒頭にも言いましたが、飼い猫は環境の変化に弱い生き物です。今まで家にいたのに急に外へ連れ出すことはストレスでしかありません。
飼い猫を外の環境に慣れさせると同時に、飼い主も猫を外に連れ出すということをきちんと理解するためにも事前準備をしっかりしましょう。
①ハーネスに慣れさせる
外に連れて行くときは必ずハーネスをつけてください。
首輪にリードをつけたものでは駄目です。よっぽど信頼関係が築けていればよいかもしれませんがオススメできません。猫は身体が柔らかいため簡単に抜けてしまいます。
自分の猫ちゃんに合ったきちんと身体を固定できるハーネスを選びましょう。
ハーネスを購入したらまずは室内で装着させて少しの間様子を見ましょう。猫が疲れてきているようだったら外してあげてください。
毎日少しずつ慣れさせ、リードをつけても嫌がらずに歩くことが出来るように訓練しましょう。終わったらご褒美を上げるのを忘れずに!
ハーネスに慣れることは最も基本なことです。焦らずに時間をかけて訓練してあげてください。できれば子猫のうちがベストですが、成猫になってからでも問題ありません。
➁ワクチン接種とノミダニ対策をする
感染症を防ぐためにも、外に連れ出す前に必ず病院を受診してワクチン接種をしておきます。
ノミダニ対策も重要です。市販でも売っていますが病院で相談して購入するのが無難です。
③庭や家の周りを散歩する
ハーネスに慣れてきたら外の環境に慣れさせましょう。ハーネスをつけて外をゆっくり散歩します。初めのうちは疲れてしまうので短い距離にしましょう。
この動画の様に初めはペットカートを使って外の環境を見せてあげるのも良い方法です。
④迷子札やマイクロチップをつける
万が一脱走したときに見つけやすくなります。災害時にも役立つので外に連れて行く予定がない猫ちゃんにも付けておいたほうがいいです。
マイクロチップは病院で数千円~一万円程で付けられます。登録に別で1000円かかりますが、一度つければ一生使えます。
アウトドア中の注意点
それではいよいよアウトドアに挑戦です。しかし外には危険とリスクがいっぱい…。アウトドアする時の注意点と必要なことをまとめました。
- ハーネスを外さない
- 夜はテントの外にひとりで出れないようにする
- 目を離さない
- 餌をあげるときは必ず人の傍であげ、野生の動物に気を付ける
- 拾い食いに注意する(ゴミや残飯は早めに処理をする)
- 熱中症に注意する(テントに置き去りにしない)
- 猫の生活リズムを崩さない
- 猫の餌やおやつは余分に持っていく(ドライフードがオススメ)
- 水と休憩はこまめにとる
- 初めのうちは他のキャンプ客と触れ合わせないようにする
- キャンプ場近くの動物病院を事前に調べておく
猫とのアウトドアに便利なグッズ
それでは最後に、あると便利なグッズをちょこっと紹介しちゃいます。
まずは携帯できるシリコン製のお皿。折りたためて簡単に洗えるものが便利!ペットショップなどでよく見かけますね。
アウトドア用の簡易トイレも用意しておきましょう。砂は粒が大きいほうが片付けも簡単に済みます。
ハーネスに付けられる小型のライトがあると、もしも夜に脱走してしまった時などに役立ちます。外に出すときにはスイッチをつけておきましょう。
安心する場所があるだけでも大分猫のストレスが和らぎます。普段から家において慣れさせておきましょう。
猫との車中泊に必要なグッズはこちらの記事が参考になりますよ♪
まとめ
- 猫にとってアウトドアは健康に良い面があり、積極的にアウトドアを楽しむ子もいる
- 猫にオススメなアウトドアはキャンプ、もしくはグランピング
- 猫とアウトドアに出掛ける前に、ハーネスに慣れさせるなどの事前準備と注意点の確認が必要
- 猫とのアウトドアにあると便利なグッズも最近では多く売られている
入念な準備と飼い猫の性格をよく理解してアウトドアに挑戦してみましょう!!一緒に楽しむことが出来れば、お互いに絆が深まることは間違いありません。アウトドアから帰ってきた後は存分に褒めてあげましょうね♪