こんにちは、しんじです。猫ちゃんに餌をあげるときは普通のお皿じゃだめなの?と思う方もいるかもしれません。
猫ちゃんは人と違ってお箸やフォークなどは使えませんよね。普通のお皿は人間が使うための形状になっています。なので、猫ちゃんが普通のお皿でキャットフードを食べようとすると食べにくいのです。
人と猫ちゃんは体の構造も大きく違うので、猫ちゃん用のお皿を用意してあげることで、猫ちゃんもストレスを感じずに、キャットフードを食べることができるでしょう。
今回は、そんなお皿の選び方をご紹介します!!
キャットフード用のお皿の選び方
キャットフード用のお皿は形状を見て選ぼう
お皿の深さを考える
浅すぎず、深すぎずが最適です。深さの目安として3~5cmほどの深さがおすすめです。
あまりにも深すぎると、猫ちゃんの首がつかえたり、ネームプレートがぶつかったりと、猫ちゃんにとって食べにくくなってしまいます。せっかく食べてもらう餌は美味しく食べてもらいたいものですよね。
浅いお皿の場合ですが、ごはんをこぼしてしまう可能性があります。床に落ちてしまったものに気を取られてごはんをやめちゃう子もいますし、掃除も大変です。
また、お水をあげるときにも、深さが無いとこぼれてしまいます。床が水びたしになるのは飼い主さんにとっても面倒ですよね。
お皿の横幅を考える
猫ちゃんのヒゲは人間のヒゲと違ってデリケートです。障害物を感じ取ったり、気分を表したりといろんな機能をもっています。
そんな大事なヒゲがお皿にあたるといやがるのは当然です。
なので、ヒゲが当たらない広いお皿を選ぶ必要があります。広いせいでかえって食べにくくなる場合もあるので、その場合は楕円形の横幅が広い器を選ぶのが良いと思います。
目安としては、猫ちゃんの顔より一回り大きなお皿を選ぶのがコツです。猫ちゃんによって顔の大きさも違うので、その子に合ったお皿を選びましょう!
お皿の高さ位置も考えてあげよう
猫ちゃんにとって、食べる位置が低いのはしんどいみたいです。というのも、猫ちゃんの体の構造は人間とは大きく違い、口から胃まではまっすぐに通じています。
つまり、飲み込むときは首を上げて飲み込む必要があるんですね。
猫ちゃんによっては、頭と喉が下を向くせいでごはんを吐き戻してしまう子もいます。そんな猫ちゃんには、首を曲げすぎない程度の高さが必要になります。
土台の上にお皿を載せたり、高さのあるお皿を選んだりと、いろんな方法があるので、猫ちゃんやお皿にあった方法を試してみてください。
お皿の安定性を考えよう
猫ちゃんはごはんを食べているときにお皿が動いてしまう場合があります。どんどん動いてしまうと食べにくいですし、猫ちゃんにもストレスになってしまいます。
器が軽すぎるとお皿が動いてしまう原因になります。滑り止めをつけるか、できるだけ重いお皿を買ってあげるのもいいでしょう。
【キャットフード用のお皿】材質にもこだわろう
材質選びも大切です。直接口をつけるものになるので、清潔にしてあげることが重要です。なので、洗いやすさも重要になってきます。
それぞれの素材のメリット、デメリットを考えてお皿を選ぶのも良いかもしれませんね。
種類は大きく分けて、ステンレス製、プラスチック製、陶器製の3つがあるので、一つ一つの特徴を見ていきましょう!!
ステンレス製のお皿
メリット
- 落としたりしても割れず、比較的頑丈。
- 汚れが落ちやすく、清潔に保ちやすい。
デメリット
- 顔が映り込むのが苦手で、ごはんを食べてくれなくなることがある。
- 金属アレルギーの猫ちゃんには使えない。
プラスチック製のお皿
メリット
- デザインや色が豊富で、しかも価格が安い。
- 落としても割れにくい。
デメリット
- 細かいキズが付きやすく、汚れがこべりつき洗いにくいので、場合によっては不衛生になるかも。
- 劣化しやすいので、長期間使用したい人には向かない。
陶器製のお皿
メリット
- 重いので猫ちゃんが餌を食べるときにお皿が動かない。また、ひっくり返りにくい。
- 洗いやすく、臭いや細菌がつきにくいので清潔に使える。
デメリット
- 割れやすく、割れたとこに猫ちゃんが来るとかなり危険。
- 価格が高いが、扱いに気をつけていれば長く使える
こう見るだけでもどの材質のお皿を選んだら良いか迷いますよね。一覧で見るとわかりやすいと思うので、参考程度に見ていただければと思います。
材質 | 強度 | 清潔さ | 安定性 | 価格 |
ステンレス | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
プラスチック | ○ | △ | ○ | ◎ |
陶器 | △ | ◎ | ◎ | △ |
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【キャットフード用のお皿】猫ちゃんの癖を知って選ぼう
猫ちゃんによって食べ方も様々。食べこぼしをしてしまう子や、早食いしてしまう子がいます。そんな子にもきちんとお皿を考えてあげると、ちゃんとごはんを食べてくれると思いますよ。
食べこぼし
食べこぼしてお皿の周りに餌が散らばると、それが気になって食べるのをやめちゃう子もいます。あとの掃除も大変なので、いいことがないですね。
そんな猫ちゃんには、 反り返しのあるものや、二段構造ものがおすすめです。お皿を変えるだけで効果はきっとあります。
早食い
早食いは胃腸に負担がかかって心配になりますよね。それだけでなく、餌を喉につめたり、嘔吐や胃腸のねじれにも繋がります。いつまでも健康にいてほしいので、体への負担は少なくしてあげたいですよね。
そんな猫ちゃんには凸凹なお皿がおすすめです。凸凹の隙間に餌が入り込み、食べ辛くなるため、自然と食べるスピードが落ちます。
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まとめ
- お皿の形状を考えることによって、ごはんを食べるときの負担を減らせる
- 材質のメリット、デメリットをよく考えて購入しよう
- 猫ちゃんの癖を見てお皿を変えよう
いかがでしたでしょうか?お皿一つでも奥深いものがありますよね。
場合によっては健康に被害がでることもあるので、餌選びはもちろん、お皿も選びも慎重にいきましょう!!