猫ちゃんを飼っている皆さん、たまには旅行に行きたいですよね。でも、猫ちゃんを飼っていると、なかなか旅行に行けないと悩むのもまた事実です。
どうしたらいいんでしょう?その解決策を3分でわかるようにまとめてみました。
猫が旅行に向いていない理由
どうして猫ちゃんは、旅行に向いていないのでしょうか。理由は2つあります。
理由①いつもと違う環境がとても苦手
日本の古いことわざに、犬は人につき、猫は家につくというのがあります。
そもそもワンちゃんは飼い主さんになつき、環境が変わっても飼い主さんがいれば柔軟に対応することができます。
でも、猫ちゃんは全く逆なんです。
猫ちゃんは飼い主さんよりも環境になつきます。ちょっと悲しいですけどね…。そして、自分のなわばり意識がとても強く、環境の変化に強いストレスを感じます。
だから、猫ちゃんに旅行は向いていないと言えるんです。
理由②逃げたら戻ってこない場合が多い
猫ちゃんはワンちゃんと違い、名前を呼んでもほぼ戻ってきません。
首輪やしっかりとしたハーネスをつけていたとしても、身体や毛が柔らかいので、外れてしまう事も多いんです。
一度脱走したら最後、二度と会えなくなってしまうかもしれません。
万が一、高速道路のサービスエリアで脱走したら、見つからないだけでなく、車に引かれるなど命の危険にも関わります。
- いつもと違う環境が苦手だから
- 脱走したら戻ってこないから
猫に留守番させるときの注意点
猫ちゃんは、もともと群れをつくらず単独行動を好む習性をもっています。
そして、一日平均14時間は寝て過ごすと言われています。これは狩りをしていた頃に、とことん体力を温存していたと考えられているからです。
ご自宅の猫ちゃんはいかがですか?
でも、人と過ごす時間が長くなり、ずっと同じ人からエサをもらって遊んでもらったりしていると、いつもいるはずの人がいなくて寂しいと感じるようです。言い換えればストレスを感じるとも言えます。
子猫の時から、いつも飼い主さんに甘えていた場合は、そのストレスを強く感じる傾向にあります。
分離不安という言葉を聞いた事はありますか?文字通り、離れるととても不安を感じる状態の事を言います。30分飼い主さんと離れて、いつもと違う様子が見られたら分離不安になっているかもしれませんよ。
分離不安になるとどうなるの?
- 足元をずっとウロウロしてくる
- お風呂やトイレに行くのもついてくる
- わざと目を合わせてくる
- 気付いてくれるまでニャーニャー鳴きつづける
- トイレの砂を引っかく
つまり、気を引く行動を頻繁にするということが見受けられるようになります。分離不安によるストレスがもっとひどくなるとこんな症状になってきます。
- あきらかに落ち着きがなくなる
- 飛び跳ねる
- トイレを引っかきまわす
- 物を手あたりしだい散らかす
- 大声で鳴きつづける
- ドアを引っかく
- カーテンによじ登る
- 窓に体当たりする
- かじる
- うなる
- 引っかく
- 食欲が劇的になくなる
- よだれを垂らす事が増える
- 過度なグルーミング(毛づくろい)をする
- 毛をむしる
- トイレ以外(ほとんどが飼い主さんのベットや布団)でおしっこやウンチをする
最近は、ほとんどの猫ちゃんが完全に室内で飼われていますよね。人と過ごす時間がとても長くなった事が、分離不安が増えた原因だって言われています。
猫に留守番をしてもらう日数の目安
日数が短い旅行であれば、留守番をしてもらう事を考えましょう。
- 1~2日程度なら留守番をしてもらいましょう
- 3日以上の場合は他の人に頼みましょう
留守番で注意すること
猫ちゃんに留守番をさせる場合には注意することが8つあります。
- 室温を一定に保つ
- キャットフードを準備する
- 水を準備する
- トイレを余分に準備する
- 安全に留守番できるか確認する
- おもちゃを用意する
- 少しずつ留守番に慣れさせる
- 飼い主さんのニオイがついた服をおいておく
では、詳しく説明していきます。
①室温は一定に保ちましょう
猫ちゃんは体温調節があまり得意ではありません。
室温をエアコンで26~28℃の除湿(ドライ)に設定し、つけっぱなしにしましょう。電気代が気になりますが、温度の変化が少ない方が省エネになります。それほど電気代はかからないかもしれませんよ。
猫ちゃんが逃げ出さないためと防犯のためにも、戸締りをしっかりするのもお忘れなく!
②キャットフードを準備しましょう
留守にする場合は必ずドライフードを準備しましょう。ウェットフードは開封するとすぐに傷んでしまうからです。
一つのお皿に大盛で準備しておくと、一度にたくさん食べすぎて、無くなっていたなんてこともあります…。
これを機に自動給餌機(きゅうじき)を検討してみませんか?タイマー設定やエサの量の設定はもちろん、カメラ機能やスマホから遠隔操作ができるものもありますよ。
自動給餌器のことなら、こちらの記事がおすすめです。
③必ず水も準備しましょう
猫ちゃんが好きな時に飲めるように、キレイな水を用意してあげましょう。
容器をひっくり返してしまって飲む水が無い!なんて事にならないよう、3ヵ所以上は置いてあげたいですね。ある程度、高さがあると飲みやすいと思います。
もしくは、自動給水機(きゅうすいき)を検討してみてもいいかもしれません。その場合、フィルターを定期的に交換するのもお忘れなく。
前もって自動給水機(きゅうすいき)に慣らしておくことも大事なポイントです。
④トイレを余分に準備してキレイに保ちましょう
猫ちゃんはとってもキレイ好きです。汚れたトイレでは排泄をしない事も…。膀胱炎になったり、床で粗相をしたら大変ですよね。
トイレの数は『飼っている猫+1』が良いと言われていますが、旅行の場合は『飼っている猫+2』でも良いかもしれません。旅行の2~3日前くらいまでに慣らしておきましょう。いつものトイレからは離さず、横に置いておくといいですよ。
予備のトイレは、百均の四角いボックスを用意して、トイレシートを敷くだけ、猫砂を入れただけの、簡単なものでもいいですよ。
メインで使うトイレはシステムトイレも便利です。トイレシートの交換は1週間に一度でいいので簡単ですよね。
⑤安全に留守番できるか確認しましょう
猫ちゃんがお風呂場でおぼれる事故って意外と多いそうです。こわいですね…。普段はもちろん、旅行に行く前は特にお風呂のお湯は抜いて、出来ればドアに鍵をかけましょう。
留守中に思わぬ物を飲み込んでしまう誤飲の事故もあります。針やボタンが入っている裁縫道具、ビニール袋、ゴムやピン、ティッシュなどはなるべく片付けて出かけましょう。
また、家電のコードは必ず抜いて電池で対応しましょう。猫ちゃんが留守中にコードを噛みちぎって感電してしまっては大変です。
どうしてもコードを抜けない場合は、コードのカバーをして感電しない対策をとりましょう。
冬場は電気カーペットやストーブも使うのはやめましょう。暖房はエアコンにして、暖かいブランケットなどを用意して安全に留守番してもらいましょう。
⑥おもちゃを用意しましょう
運動不足の解消のためにも、おもちゃを用意してあげましょう。
猫ちゃんは『獲物を捕まえる』本能をもっています。目の前で動くおもちゃで、たくさん遊ぶことによりストレス解消の効果もあります。
留守中に口に入れて飲み込んでしまわないよう、小さいサイズのおもちゃは避けた方がいいですね。
おもちゃ遊びはダイエットにもおすすめです。
⑦少しずつ留守番に慣れてもらいましょう
ずっと一緒にいた飼い主さんがいきなり1~2日留守にすると、猫ちゃんはとても不安になります。
全く経験のない猫ちゃんの場合、まずは1時間~2時間と留守番の練習をしてみましょう。
日中は問題なく留守番できている猫ちゃんの場合は、6時間~8時間と時間を長くして様子をみていきましょう。
⑧飼い主さんのニオイがついた服をおいていきましょう
猫ちゃんは飼い主さんのニオイでとても安心します。
飼い主さんのニオイがついた服や靴下、タオルや毛布、ぬいぐるみなどを用意してあげましょう。
猫ちゃんの毛やよだれがついたり、ひっかかれても『まぁ、いっか!』と思えるものを用意してあげましょう。
ペットホテルとペットシッターどっちがいいの?
3日以上留守にする場合
家族や信頼できるお友達に猫ちゃんのお世話を頼めるなら、それが一番ですよね。何度も家に来たことがある人なら、猫ちゃんも飼い主さんも安心です。
1日に1~2回、ご飯やトイレの掃除をお願いできたら、猫ちゃんはいつもとほとんど変わらない生活を送ることができます。
ただ、いくら信頼できるといっても貴重品の管理はしっかりしましょうね。あとでトラブルになっては大変です。
でも、どうしても頼めない場合は、プロに頼む方法もあります。
ペットホテルとペットシッターそれぞれのメリットとデメリット、選び方も参考にしてみて下さいね。
ペットホテル
まずはペットホテルのメリットとデメリットです。
- 他人を家に呼ばなくていい
- 専門のスタッフがみてくれる
- 体調不良にすぐに対応できる※動物病院が併設している場合
- 長期滞在ができる
- トリミングなどのサービスもある※ペットホテルによる
- 違う環境で強いストレスになる
- 他の動物のニオイや声が強いストレスになる
- ずっとケージの中でストレスになる
- 感染症をもらうリスクが高い
- 子猫や持病があると預けられない場合がある
- 発情期は預かってもらえない場合もある
- お盆やお正月など連休は混雑している
- サービスが充実しているペットホテルは価格が高い
良いペットホテルの選び方としては、
- 動物取扱業者の標識が見えるところにある
- ワクチン接種のチェックをしている
- キレイにしている
- スタッフの数が足りている
- 脱走防止をしっかりしている
といった点をポイントに選ぶと良いです。
時期や宿泊日数によって異なりますが、ペットホテルの一般的な料金はこちらになります。
部屋タイプ | 一泊料金 |
一般的なケージ | 2,500~3,000円 |
広い部屋(遊び付き) | 5,000~10,000円 |
まずは家の近くの動物病院で預かってくれるか聞いてみましょう。猫ちゃんが泊まる部屋の事前確認や、宿泊に慣らすために預かってもらえるかも相談してみてください。
ペットシッター
次にペットシッターのメリットとデメリットです。
- いつもの家で過ごせるから猫ちゃんのストレスが少ない
- 準備するものが少ないから飼い主さんはラク
- 慣れてくれば一緒に遊んでくれる
- 多頭飼いだとペットホテルよりお得
- 猫ちゃんの様子をメールやLINEなどでお知らせしてくれる※ペットシッターによる
- 他人が家に入るのが不安
- 他人に家の鍵を預けるのが不安
- ペットシッターがいない時の対応ができない
良いペットシッターの選び方としては、
- 動物取扱管理者の登録を見せてくれる
- 事前の打ち合わせをしっかりしてくれる
- 料金が分かりやすい
- ペットシッターの人柄が良い
- 猫ちゃんとの相性が良い
- 利用規約や契約内容がしっかりしている
といった点をポイントに選ぶと良いです。
時期や時間帯によって料金が変わる場合もありますが、ペットシッターの一般的な料金はこちらになります。
ペットの数 | 料金 |
1匹 | 2,500~3,000円 |
1匹増えるごとに | +500~1,000円 |
※ペットシッターさんの交通費は別途かかります。
ペットホテルもペットシッターも、前もって説明を聞いたり、設備や料金を確認したり、猫ちゃんのことを相手に伝えておくことが大切です。
- 留守中は信頼できる人に猫ちゃんのお世話を頼むのがベスト
- ペットホテルは何かあった時にはすぐに対応してくれるが、環境が変わるため猫ちゃんのストレスは大きい
- ペットシッターはいつもの家で過ごせるので猫ちゃんのストレスは少ないが、他人が家に入るという抵抗がある
- どちらも事前にしっかり打ち合わせすることがとても大切
猫ちゃんと一緒に旅行に行く時に必要なものは?
旅行に猫を一緒に連れて行くのは大変です。相当な覚悟が必要ですが、どうしても連れていきたい方のために、旅行中に必要なものと心得を教えたいと思います。
キャリーバック
猫ちゃんが外に飛び出さないための必需品です。ドライブする場合は必ずシートに固定できるものを選びましょう。リュックタイプだと電車などの移動にも使えて便利ですよね。
タオル
外の景色が見えすぎると、猫ちゃんが不安になることがあります。飼い主さんのニオイがついた大きめのタオルでキャリーバックを覆えるようにしましょう。
ハーネス・リード
脱走しないために必ずつけましょう。もう一度言います。必ずつけましょう。日ごろからつけて慣らしておくといいですね。
キャットフード
環境の変化で食欲が落ちるかもしれません。お気に入りのキャットフードを用意してあげましょう。折りたためる容器があると便利です。おやつも用意してあげると、気分転換になるかもしれません。
水
飲みやすい容器を用意しましょう。ウォーターボトルなら携帯できて便利ですよね。もしくは、シリンダーなら水をたくさん用意しなくても良いですし、猫ちゃんの口に直接あげる事ができます。使った後は飲み口をキレイに洗うのもお忘れなく。
トイレ
ご自宅のトイレが一番良いですが、持ち運ぶのは大変ですよね。携帯できるトイレを用意しましょう。1~2日ならトイレシートで対応できますが、それ以上はネコ砂が必要です。いつもご自宅で使っているネコ砂だと猫ちゃんも安心すると思いますよ。トイレに流せるタイプを普段から使うと旅行の時も、便利ですね。
迷子札
万が一迷子になったときに、探すための手段になります。ずっと人と一緒に暮らしてきた猫ちゃんが、野生で生きのびるのはかなり大変です。誰かが見つけてくれた時のために、連絡先を書いておきましょう。
使いなれた寝具とおもちゃ
ニオイがついた寝具やおもちゃは、慣れない旅行中で猫ちゃんを安心させる事ができます。キャリーバックやケージの中に入れておきましょう。
いつもの爪とぎを持っていくと宿泊先の壁を傷つけるのを防ぐことができます。ストレス解消にもなりますよ。
100均のおもちゃも手軽でおすすめです。
衛生面に気を配るグッズ
公共の場に行くので、衛生面に気を配る必要があります。
気になるニオイのための消臭スプレー、抜け毛のための粘着テープ、足を拭くためのウェットティッシュなどが必要です。
旅行前には、猫ちゃんのブラッシングやシャンプーを済ませておきましょう。トラブル防止のために爪を切っておいたり、ノミ・ダニの駆除も済ませましょう。
かかりつけの動物病院に相談して、酔い止めの薬を処方してもらうと、もしもの時に安心ですね。
- 大きな覚悟
- キャリーバック
- 大きめのタオル
- ハーネス・リード
- キャットフード
- 水
- トイレ
- 迷子札
- 使いなれた寝具とおもちゃ
- 衛生面に気を配るグッズ
猫ちゃんとのお出かけにこんな記事もあります。
猫ちゃんと旅行に行く場合~ドライブ編~
- できれば子猫の時期から外出に慣れさせましょう
- 猫ちゃんが外出好きでない場合は、無理やり連れて行くのはやめましょう
- 体調が良いか確認しましょう
- ドライブする前はキャットフードは与えないようにしましょう
- 必ずハーネスとリードはつけましょう
- シート下や車のすき間を布などで隠しましょう
- 猫ちゃんに直射日光が当たらないようにしましょう
- エアコンの風は直接当てずに涼しく室温を保ちましょう
- 1~2時間に一回は休憩をとりましょう
- 水を飲ませてあげましょう
- 荒い運転はしないで下さい
呼吸が荒くなったり、よだれを垂らしたり、吐いたりしたら、思い切ってドライブをあきらめるのも猫ちゃんと飼い主さんのために大切です。
猫ちゃんと車中泊するならこの記事もおすすめです。
猫ちゃんと旅行に行く場合~新幹線編~
- 猫ちゃんは280円(手回り料金)で乗車できます
- 猫ちゃんの指定席はとれません
- 必ずハーネスとリードはつけましょう
- キャリーバックは足元においてタオルで覆いましょう
- 窓際の座席をとりましょう
- 混雑時や、他のお客様の迷惑になると判断された場合は、乗車できない場合があります
●小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
- 長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの
- ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの
●手回り品料金は、1個につき280円です。ご乗車になる駅の改札口などで荷物をお見せのうえ、普通手回り品きっぷをお求めください。
- 手回り品の持込みや保管は、お客さまご自身でお願いいたします。
- 小動物(ペット等)を持ち込まれる場合は、駅や車内ではケースから出さないようお願いいたします。
- 特に大きな荷物などを持ち込まれる場合は、時間帯によっては他のお客さまのご迷惑となることがありますので、細心のご注意をもってお取扱われるよう、ご協力をお願いいたします。
- 安全のため、車内の網だなには重量のある荷物や不安定な形状の荷物はお載せにならないようお願いいたします。
- 他のお客さまにご迷惑をおかけするおそれがある場合や列車が大変混雑している場合などは、持込みをお断りする場合があります。
出かける前の食事は軽めにしておいて、新幹線の中でおやつや少なめのキャットフードをあげると静かにしてくれるかもしれません♪
猫ちゃんと旅行に行く場合~飛行機編~
- 大半の航空会社では猫ちゃんも飛行機に乗ることができます
- JetstarやPeach Aviationなどの格安航空会社は、猫ちゃんは飛行機に乗れないので注意しましょう
- 【国際線】の場合は猫ちゃんを機内持ち込みできる場合が多いです
- 【国内線】の場合は猫ちゃんを機内持ち込みできない場合が多いです
- 利用する航空会社の規定を前もってよく確認しましょう
- 原則として(1ケージに1匹)です
- ニオイがついたお気に入りのタオルを一緒に入れましょう
- 旅行前に必ず動物病院に相談しましょう
- 搭乗手続きに時間がかかるので、3時間前には空港に到着しましょう
- 海外に行く場合は、国によって必要書類が違うので大使館に確認しましょう
- 航空会社や国によって、規定が変わる場合があります
猫ちゃんを飛行機に乗せる際のケージについても、各飛行機会社によって指定がありますので、確認をしておきましょう。
猫ちゃんと旅行に行く場合~ホテル・宿編~
- ホテルや宿によってルールがあるので必ず確認しましょう
- 猫ちゃんとご自身が快適に過ごせるホテルや宿を選びましょう
- ホテルや宿に着いたら足をキレイに拭いてからお部屋に入りましょう
- 宿泊先でも基本的にリードはつけておきましょう
- ホテルや宿についたら、トイレや爪とぎなどいつもの環境を整えてあげましょう
- 猫ちゃんが落ち着くまで、そばにいてあげましょう
- 猫ちゃんがくつろげることで、粗相の防止などマナーを守ることができます
- ベッドや布団にあげる場合は、シーツを持参して一緒に過ごしましょう
- 粘着ローラーや消臭スプレーをするなど、お部屋をキレイにしてから帰りましょう
旅行から帰ってきたら猫ちゃんにしてほしい事
飼い主さんも疲れたと思いますが、それ以上に猫ちゃんは疲れているかも…。帰って来たら、まずしてほしい事を3つまとめました。
①体調を確認しましょう
旅行中、とても気が張ったことでしょう。まずは、猫ちゃんの体調を確認しましょう。
- ぐったりしている
- よだれを垂らしている
- 呼吸がゼェゼェしている
- 食欲がない
- 水を飲まない
いつもと違うなと感じたら動物病院で早めに診てもらいましょう。
②食欲と排泄を満たしてあげましょう
『旅行中、よく頑張ったね』と、ご褒美にてんこ盛りのキャットフードをあげたい気持ちはよ~く分かりますが、ただでさえ猫ちゃんは疲れています。
焦ってたくさん食べて吐いてしまうかもしれません。いつもあげているキャットフードの量より少なめにあげましょう。飼い主さんの優しい声で呼んであげて、いつものペースを徐々に取り戻してあげましょう。
また帰宅後は、いつものキレイなトイレを用意してあげましょう。排泄をしたら、色や形も注意してみてあげましょう。
- 下痢が続く
- 便秘が続く
- トイレにひんぱんに行くのにオシッコが全然でていない
こんな症状が見られた場合も、早めに動物病院を受診しましょう。
③ありがとうを伝えましょう
慣れない環境の中、よく頑張ってくれた!と心からのありがとうを伝えましょう。
撫でられるのが好きな猫ちゃんは、優しい声で呼びかけて、たくさんなでなでしてあげて下さいね。あごの下・背中・しっぽの付け根など喜びポイントは飼い主さんなら熟知していますよね。
スキンシップをそんなにしない猫ちゃんは、おもちゃでたくさん遊んであげましょう。猫じゃらしやボール遊びなど、一人でできない遊びなら、コミュニケーションもとれて運動不足もストレスも解消されますよ。
猫ちゃんのケアももちろんですが、飼い主さんもとっても疲れたと思います。ゆっくり休んで、楽しい旅の思い出にひたってくださいね♪
- 体調を確認する
- 食欲と排泄を満たしてあげる
- 心からのありがとうを伝える
- 飼い主さんもゆっくり休んで、楽しい旅の思い出にひたる
まとめ
- 基本的に猫ちゃんは旅行に向いていません
- ずっといるはずの飼い主さんがいないと寂しくてストレスを感じることがあります
- 家を空けるのが2日以内なら留守番をしてもらいましょう
- 家を空けるのが3日以上なら他の人の手を借りましょう
- ペットシッターやペットホテルの選択肢があります
- 猫ちゃんと一緒に旅行に行くのは、大きな覚悟が必要です
- ドライブ、新幹線、飛行機、宿、いずれも前もってよく調べておきましょう
- 旅行から帰ってきたら、猫ちゃんにありがとうを伝えましょう
いろいろと旅行のための準備は必要ですが、それも含めて、いい旅の思い出ができるといいですね。ぜひ参考にしてみて下さい♪